image

2015年10月06日、長野県飯田市の温泉施設で六代目山口組『二代目近藤組』傘下『二代目掛野組』組員が頭を拳銃で撃たれ、翌日に亡くなる事件が発生した。翌日に同じ組に所属する 『二代目掛野組』若頭が出頭して逮捕された。被害者の組員は神戸山口組へ移籍しようとしていたとされ、移籍をめぐる内紛だとみられている。

この事件の後に六代目山口組若中の二代目近藤組『掛野一彦』組長が除籍され、近藤組は三代目近藤組へ代替わりし、六代目山口組『三代目弘道会』傘下『野内組』の傘下に収まったとみられている。

2017年09月21日、殺人と銃刀法違反の罪で起訴された二代目掛野組元若頭の初公判が開かれ、二代目掛野組元若頭は「殺意は無かった」として無罪を主張した。09月28日に行われた公判で、検察は「暴力団の対立抗争を背景にした危険で冷酷な犯行」などとして、無期懲役を求刑した。

2017年10月05日、一審の判決公判で、裁判長は二代目掛野組元若頭に懲役30年の実刑判決を下した。2018年06月18日、二審の判決公判で、裁判長は二代目掛野組元若頭の控訴を棄却した。


スポンサーリンク


長野・飯田で銃撃された男性、神戸山口組系の関係者か
2015年10月06日 20:48

(TBS News i) http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2606388.html

飯田市で男性撃たれ重体 43歳、暴力団関係者か 
2015年10月07日(水)

(信濃毎日新聞) http://www.shinmai.co.jp/news/20151007/KT151006FTI090026000.php

長野で男性撃たれ意識不明 分裂トラブルか

頭部撃たれた男性が死亡 「山口組」分裂が影響か
2015/10/07 11:52

f4f


“神戸山口組”傘下へ?発砲事件で男性死亡
2015年10月7日(水) 14時5分

(日テレNEWS24) http://www.news24.jp/articles/2015/10/07/07311651.html

飯田市男性射殺、山口組系暴力団幹部を逮捕
2015年10月9日 12:38
 
(日テレNEWS24) http://www.news24.jp/articles/2015/10/09/07311827.html

神戸山口組に移りトラブルか 男性銃殺に共犯者も
2015/10/09 11:54

長野・飯田市男性銃撃死 指定暴力団山口組傘下の幹部の男逮捕
2015/10/09 06:45

33w

(FNN) http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00305195.html

山口組分裂騒動が背景か、男性射殺の疑いで暴力団幹部逮捕
2015年10月09日 11:39

(TBS News i) http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2608278.html

射殺事件 組事務所など捜索
2015年10月14日 11時57分
 
(NHK NEWS WEB) http://www3.nhk.or.jp/lnews/nagano/1015665941.html

岐阜市内の暴力団事務所を家宅捜索(岐阜県)
2015/10/14 12:37 中京テレビ

21qq

(日テレNEWS24) http://www.news24.jp/nnn/news86226878.html

飯田射殺事件で岐阜の組事務所捜索
2015年10月14日 14時07分

(CBC NEWS i) https://hicbc.com/news/detail.asp?cl=c&id=0003E9BD

被告が殺意否認 長野・飯田の暴力団の男射殺で初公判
2017年9月21日 12時23分

(中日新聞Web) http://www.chunichi.co.jp/s/article/2017092190122347.html

飯田の銃撃 無罪主張 初公判 被告の組幹部「殺意ない」
2017年09月21日

(信濃毎日新聞 信毎Web) http://www.shinmai.co.jp/news/nagano/20170921/KT170921FSI090004000.php

飯田の射殺事件初公判・被告の男は殺人について無罪主張
2017年09月21日12時12分

image

(SBC 信越放送) http://sbc21.co.jp/news/index.cgi?page=seventop&date=20170921&id=0313550&action=details

銃殺の暴力団幹部に無期懲役求刑
2017年09月28日 16時30分

(NHK NEWS WEB) http://www3.nhk.or.jp/lnews/nagano/20170928/1010000244.html

飯田銃撃事件で暴力団幹部に無期懲役を求刑(長野県)
2017/9/28 17:54 テレビ信州

(日テレNEWS24) http://www.news24.jp/nnn/news8848477.html

飯田の男性射殺事件・暴力団幹部の男に無期懲役を求刑
2017年09月28日20時45分

(SBC信越放送) http://sbc21.co.jp/news/index.cgi?page=seventop&date=20170928&id=0314060&action=details

飯田の射殺で被告「意図的ではない」 地裁松本支部公判
2017年9月29日

(中日新聞Web) http://www.chunichi.co.jp/article/nagano/20170929/CK2017092902000007.html

飯田の銃撃事件で懲役30年 被告の殺意認定
2017年10月6日

(信毎Web 信濃毎日新聞) http://www.shinmai.co.jp/news/nagano/20171006/KT171005FTI090012000.php

殺人と銃刀法違反の罪で懲役30年
2017年 10月 6日 金曜日 16時26分

(ミナミシンシュウ.jp 南信州新聞) http://minamishinshu.jp/news/other/殺人と銃刀法違反の罪で懲役30年.html


(追記)

知人射殺、2審も懲役30年 長野・飯田、元組員の男
2018.6.18 16:25

(産経ニュース) https://www.sankei.com/affairs/news/180618/afr1806180047-n1.html



このニュースのまとめ

  • 2015年10月06日昼頃、長野県飯田市の温泉施設で六代目山口組『二代目近藤組』傘下『二代目掛野組』組員の長谷川勝也こと長谷川陽一さん(43)が頭を銃で撃たれ重体になり、翌日に亡くなった。
  • 2015年10月08日、六代目山口組『二代目近藤組』傘下『二代目掛野組』若頭の牧内こと有賀健一郎(48)が出頭し逮捕された。
  • 長谷川さんは山口組分裂したのをきっかけに二代目掛野組を脱退し、神戸山口組『四代目山健組』傘下『三代目竹内組』に移籍しようとしていたとされ、同じ組に所属していた有賀健一郎が長谷川さんに制裁を加えようとしたとみられている。
  • 2015年10月14日、この事件の関係先として岐阜県岐阜市にある『二代目近藤組』の本部事務所など3箇所を長野県警が家宅捜索した。
  • 2017年09月21日、逮捕され殺人と銃刀法違反の罪で起訴されていた有賀健一郎の初公判が長野地裁松本支部で開かれた。起訴状によると有賀健一郎は、2015年10月06日昼頃に長野県飯田市の温泉施設玄関先で、同じ組に所属していた長谷川陽一に殺意を持って拳銃で弾丸1発を発砲し、左前頭部に命中させて死亡させた。この時に有賀は拳銃1丁と実弾6発を持っていた。
  • 有賀は銃刀法違反罪は認めるが「殺めたことは申し訳ないが、決して故意ではなく、殺意があって意図的にやったわけではありません」として殺人罪を否認、弁護側は「長谷川さんが掴みかかってきて、引き金を引いてしまった」として無罪を主張した。検察側は「犯行前から男性の家族に殺害を持ち掛けるような言動があった」として殺意があったことを指摘した。
  • 2017年09月28日、有賀健一郎の論告求刑公判が長野地裁松本支部で開かれ、検察は無期懲役を求刑した。検察は「被告は対立する組織に移ろうとしていた被害者に腹を立て、事件の前から周囲に殺害を示唆していた。犯行当日はわずか18秒で被害者に詰め寄り、頭を下げた被害者に60cmの至近距離から拳銃で頭部を撃っていて、殺すつもりで故意に引き金を引いたことは明らか。強い殺意が認められ犯行は危険で冷酷である」と論告。弁護側は「被害者を探していたのは借金の取り立てが目的だった。拳銃は脅すために持っていたもので、被害者が掴みかかろうとした時に銃弾が誤って発射されてしまった。被告に殺害する意図はなかった」として無罪を主張した。
  • 2017年10月05日、有賀健一郎の判決公判が長野地裁松本支部で開かれ、裁判長は懲役30年の実刑判決を下した。裁判長は「当初から殺意を持って被害者を追いかけ、頭部に向けて拳銃を発射したことを強く推測させる。男性が対立する別の組に移籍し、メンツを潰されたことが犯行の動機。組織的犯行で無いことから、無期懲役を選択することは躊躇われる」などと指摘し、弁護側の拳銃の暴発事故とする主張を信用できないと退け、事件前から射殺の意思があったとし殺意を認定した。弁護人は「目撃者の証言が信用されたことは意外で、証言は客観的証拠に沿って変遷しており疑いが残る。控訴するか本人と検討したい」とした。
  • 2018年06月18日、有賀健一郎の二審の判決公判が東京高裁で開かれ、裁判長は有賀の控訴を棄却した。弁護側は「拳銃が暴発して起きた事故で、故意に射殺していない」と主張していたが、裁判長は「発砲を意図して行動した」と判断した。





スポンサーリンク