2017年09月12日10時頃に兵庫県神戸市長田区で任侠山口組の織田絆誠代表が襲撃され、ボディーガード役の組員が射殺された事件の流れと、いま出ている情報をおおまかに整理した。
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事件の流れ
織田代表の自宅から車が出発し、織田代表が乗る車が先頭で、護衛車が2台続き、細い路地を通って幹線道路に向かう。
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幹線道路の手前で犯人の車が織田代表の車に衝突。
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織田代表の車列3台がバックする。
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2台目の車に乗っていたボディーガード役の楠本勇浩組員が車を降り、犯人と口論となる。
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犯人が拳銃を一発威嚇発射したとみられる。
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楠本組員が「撃ってみんかい」と言い、犯人と揉み合いになり馬乗りになる。
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犯人が下から上に乗る楠本組員に向けてもう一発発射、楠本組員の頭に命中する。
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犯人は車を現場に残し、近くに止めてあったバイクで南西の方向へ逃走したとみられる。
- 事件が起こったのは織田代表の自宅から南に約100m、JR兵庫駅から北に約1kmの場所。
- 楠本組員の死因は右目の下を撃たれたことによる脳挫滅で、頭部に1発の銃弾が残っていた。
- 犯行に使われた車は現場に乗り捨てられた。車には偽造ナンバーが取り付けられ、車体番号も削られて持ち主が特定されないように細工されていた。
- 現場には犯行に使われた車のそばにヘルメットも落ちていた。
元兵庫県警刑事の猿田昭彦氏の解説
- 楠本組員は別の組織に属していたが、事件の1週間ほど前に織田代表の侠客性に惚れてボディーガードを志願した。
- 襲撃犯は織田代表の車が幹線道路に出ると警察車両が着くことを予想して、狭い道で行き先を塞いで襲撃しようとしたのではないか。
- 襲撃犯は3班に分かれていたのではないか。
- 織田代表は普段1台の車で出かけていたが、事件の少し前になって護衛の車を増やしたとみられる。
- 犯人は神戸山口組系列の岡山の組ではないか。
防犯カメラに映る不審人物
- 防犯カメラに映っていた不審な人物は、実行犯とは別の人物であるとみられている。
- 黄緑色の上着にヘルメットを被り、事件の7分ほど前からカメラに映っていた。
- 事件の1時間ほど前から現場付近をうろつき、市営住宅の2階から現場を下見していたという情報もある。
- 事件前に携帯電話で誰かと話したり連絡を取るような姿も見られた。
- 事件時には手に拳銃のようなものを持っていたが、織田代表の車列から人が降りてくると慌てて姿を隠した。
- 事件後にバイクで南西の方向へ立ち去ったとみられている。
警察は神戸山口組が任侠山口組の織田代表を狙った事件で、犯人は神戸山口組系組員だとみている。長田署の捜査本部が防犯カメラに映る人物の特定や、犯人グループの行方を追っている。
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コメント
コメント一覧 (6)
正しいことをしているなら堂々と言論で戦わないと。
と怒鳴り散らしてる音声が、来週発売の週刊文春で報じられますのでお楽しみに!