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2016年05月31日に発生した神戸山口組『池田組』高木若頭銃撃事件で、出頭し逮捕されていた六代目山口組『三代目弘道会』傘下『三代目高山組』傘下『山本興業』組員の山本英之の一審判決公判が2017年01月30日に岡山地裁で開かれ、裁判長は求刑と同じ無期懲役の判決を言い渡した。山本は判決が重すぎるとして控訴した。

2017年09月15日、山本英之の二審判決公判が広島高裁岡山支部で開かれ、裁判長は一審の無期懲役判決を支持し、山本の控訴を棄却した。

2017年12月13日付で、最高裁は山本英之の上告を棄却した。これにより無期懲役とした一審・二審の判決が確定した。

 ⇒ 前回までの記事 
神戸山口組『池田組』高木若頭銃撃事件 ①
神戸山口組『池田組』高木若頭銃撃事件 ②


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若頭射殺、山口組系組員に無期懲役判決 岡山地裁
2017年1月30日12時03分

(朝日新聞DIGITAL) http://www.asahi.com/articles/ASK1Z3C8KK1ZPTIL00C.html

山口組弘道会系組員に無期懲役 昨年5月の神戸系幹部射殺事件、岡山地裁、求刑通り
2017.1.30 12:08

(産経ニュース) http://www.sankei.com/west/news/170130/wst1701300045-n1.html

「反社会的な動機は容認できない」組幹部射殺事件で二審も元組員に無期判決 広島高裁岡山支部
2017.9.15 11:52

(産経ニュース) http://www.sankei.com/west/news/170915/wst1709150038-n1.html

岡山の暴力団幹部射殺事件 2審も無期懲役の判決
2017年9月15日 12時35分

(NHK NEWS WEB) http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170915/k10011140531000.html

神戸山口組系の若頭射殺、二審も無期懲役 高裁岡山支部
2017年9月15日13時28分

(朝日新聞DIGITAL) http://www.asahi.com/articles/ASK9H33CRK9HPPZB003.html

組幹部射殺 無期不服で上告 高裁岡山支部判決
2017年9月21日 10時20分

(毎日新聞) https://mainichi.jp/articles/20170921/k00/00e/040/254000c



このニュースのまとめ

  • 2016年05月31日10時前、岡山市南区にあるマンション1階の駐車場で、神戸山口組『池田組』若頭で傘下『昇伸会』会長の高木忠(55)が拳銃で撃たれて死亡する事件が発生した。
  • 2016年06月05日12時過ぎ、六代目山口組『三代目弘道会』傘下『三代目高山組』傘下『山本興業』組員の山本英之(32・愛知県半田市)が出頭し、殺人と銃刀法違反の疑いで逮捕された。
  • 2017年01月30日、岡山地裁で山本英之の判決公判が開かれ、裁判長は求刑と同じ無期懲役の判決を下した。裁判長は「計画的で強い殺意による危険な行為」と指摘。「個人的な関係はなく、極めて反社会的で、組織的な動機に基づく犯行といえる。全国で対立抗争を背景とする事件が頻発する中、国民に大きな不安を与えており、厳罰をもって臨むべきだ」と述べた。
  • 2017年09月15日、広島高裁岡山支部で山本英之の判決公判が開かれ、裁判長は一審岡山地裁の無期懲役判決を支持し、山本の控訴を棄却した。裁判長は「対立組織のやり方が気に入らないという暴力団特有の反社会的な動機で容認できない、市民が巻き添えになる危険性もあった」と指摘。山本は一審で認定された「組織的な動機に基づく犯行」を否定し「個人的な動機だった」して控訴していたが、裁判長は「所属する暴力団組織への忠誠心を満足させるためであり、組織的な動機と評価し、誤りはない」とした。山本は一審の判決後に被害者側に一部賠償金を支払っていたが、裁判長は「量刑を変更すべき事情とはいえない、入念に準備された計画的犯行で、強固な殺意が認められるなど、自首したことを踏まえても、量刑が重すぎるとは言えない」と結論づけた。
  • 2017年09月19日付で、山本英之は無期懲役とした広島高裁岡山支部の判決を不服として、最高裁判所に上告した。
  • 2017年12月13日付で、最高裁は山本英之の上告を棄却した。これにより無期懲役とした一審・二審の判決が確定した。



池田組について

池田孝志
神戸山口組最高顧問の池田孝志池田組組長

池田組(神戸山口組)

池田組(いけだぐみ)は岡山県岡山市北区田町2-12-26に本部を置く暴力団で、神戸山口組の二次団体。

◆池田組組織図
組 長 - 池田孝志(神戸山口組最高顧問)

◆執行部
組長代行 - 竹内哲三(竹内興業組長)
若 頭 - 前谷祐一郎(功龍會会長)
舍弟頭 - 村上平衛(村上組組長)
本部長 - 吉田利成(志龍会会長)
舎弟頭補佐 - 竹本眞一郎(眞生会会長)
舎弟頭補佐 - 南省蔵(二代目清政興業組長)
若頭補佐 - 小畑雄二(雄真会会長)
若頭補佐 - 岩渕匠(二代目孝昇会会長)
若頭補佐 - 藤原弘三(志弘会会長)
若頭補佐 - 木村淳宏(宏心連合会会長)
事務局長 - 伊藤誠(伊藤組組長)

最終更新:2017-12-07 14:00:40
http://wikiyakuza.wiki.fc2.com/wiki/池田組(神戸山口組)

池田組は神戸山口組の二次団体、岡山県岡山市北区に本部を置いている。組長の池田孝志は神戸山口組最高顧問。

池田は三代目山口組『大石組』に加入し渡世開始、1982年には大石組若頭に抜擢された。自らも池田組を結成、1992年02月に内部昇格で五代目山口組の直参となった。

1993年に五代目山口組組長秘書に起用され、2005年に六代目山口組が発足すると六代目山口組幹部に昇格した。2007年に六代目山口組若頭補佐に抜擢され執行部入り、中国・四国ブロック長にも就任した。2013年10月には若頭補佐を退任し六代目山口組舎弟に直った。

2015年08月末、六代目山口組が分裂して神戸山口組が結成されると、池田は六代目山口組を離脱して神戸山口組に参加し、神戸山口組舎弟頭に就任した。六代目山口組からは絶縁状が出された。

2016年05月、池田組若頭の高木忠が六代目山口組『三代目弘道会』傘下『三代目高山組』傘下『山本興業』組員の山本英之に射殺される事件が発生。後任の若頭には『功龍會』会長の前谷祐一郎が就任した。

2017年07月、池田は神戸山口組舎弟頭を退任し、神戸山口組最高顧問に就任したとみられる。池田は経済手腕に長けており、資金力は神戸山口組の中でもトップクラスだと言われている。


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