
2021年08月、岡山市は市内にある池田組の本部事務所の使用禁止を求める仮処分を岡山地裁に申請した。
2020年05月から岡山市は特定抗争指定暴力団に指定された六代目山口組と神戸山口組の警戒区域に設定されているため、岡山市にある池田組の本部事務所は使用禁止となっていたが、池田組が2020年07月に神戸山口組から離脱して独立組織となったため、岡山市は警戒区域から解除される見通しとなった。警戒区域から解除されると池田組は組事務所を使用することが出来る。
2021年10月に岡山市は警戒区域から解除されたが、12月21日に岡山地裁が池田組の本部事務所を使用禁止とする仮処分を決定したため、池田組の本部事務所は再び使用することが出来なくなった。
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組事務所使用禁止 仮処分申し立て 岡山市、警戒区域解除見通しで
2021年09月10日 05時00分
(山陽新聞) https://www.sanyonews.jp/article/1173903
組事務所の使用禁止 仮処分決定 岡山市が申請、地裁認める
2021年12月24日 15時16分
(山陽新聞) https://www.sanyonews.jp/article/1211787/
このニュースのまとめ
- 2020年01月、六代目山口組と神戸山口組の抗争が再燃したことから、複数の府県の公安委員会は両山口組を特定抗争指定暴力団に指定し、複数の市を警戒区域に設定した。
- 2020年05月、池田組若頭が六代目山口組系幹部から銃撃される事件が発生し、岡山県公安委員会は岡山市を特定抗争指定暴力団の警戒区域に設定した。
- 岡山市が特定抗争指定暴力団の警戒区域に設定されたため、岡山県岡山市北区田町2にある池田組の本部事務所は使用禁止となった。
- 2020年07月、神戸山口組最高顧問を務めていた池田組の池田孝志組長が神戸山口組から離脱し、池田組は独立組織となった。
- 2021年08月、岡山県公安委員会は池田組が神戸山口組を離脱し、特定抗争指定暴力団ではなくなったため、抗争の懸念が解消されたとして、岡山市を警戒区域から解除する方針を固めた。
- 警戒区域から解除されると、池田組は本部事務所を使用できることになるが、岡山市は「(池田組は)山口組との敵対関係は解消しておらず、再び抗争が起きる危険性が高い」として、警戒区域からの解除後も池田組の本部事務所の使用禁止を求める仮処分を岡山地裁に申し立てた。
- 2021年09月、岡山県公安委員会は池田組が神戸山口組から離脱したことを認定した。
- 2021年10月、岡山市が特定抗争指定暴力団の警戒区域から解除された。
- 2021年11月11日、岡山県公安委員会は独立組織となっていた池田組を指定暴力団に指定した。
- 2021年12月21日、岡山地裁は岡山市の主張を認め、池田組の本部事務所を使用禁止とする仮処分を決定した。
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