IMG_4866

2018年01月10日、同じ組織の幹部を射殺していたとして国際指名手配されていた五代目山口組『弘道会』傘下『十代目伊勢紙谷一家』元組員が、潜伏先のタイのロッブリー県で逮捕された。元組員は約14年ものあいだ海外に逃亡していたが、地元住民が元組員の画像をフェイスブックにアップしたことから居場所が判明し、逮捕に繋がった。

2018年02月02日、逮捕されていた十代目伊勢紙谷一家元組員が日本に強制送還された。02月22日、十代目伊勢紙谷一家元組員は殺人と銃刀法違反の罪で起訴された。10月05日、十代目伊勢紙谷一家元組員の論告求刑公判で、検察は懲役18年を求刑した。

2018年10月18日、十代目伊勢紙谷一家元組員の判決公判で、裁判長は懲役13年の判決を下した。2019年02月13日、十代目伊勢紙谷一家元組員の二審の判決公判で、裁判長は一審の判決を支持した。


スポンサーリンク


14年逃亡の元暴力団幹部、タイで逮捕 FBに写真のせ
2018年1月11日01時48分

(朝日新聞DIGITAL) https://www.asahi.com/articles/ASL1C0DM1L1BUHBI03C.html

15年前の殺人事件に関与か 元暴力団員 タイで逮捕
2018年1月11日 5時47分

(NHK NEWS WEB) https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180111/k10011284811000.html

津の射殺事件で国際手配の元組員を逮捕 タイの潜伏先、住民投稿のSNS写真で発覚
2018.1.11 15:48

(産経ニュース) http://www.sankei.com/west/news/180111/wst1801110075-n1.html

殺人事件への関与否定=タイで逮捕の元暴力団幹部
2018/01/11-17:19

(時事ドットコム) https://www.jiji.com/jc/article?k=2018011100929

15年前の殺人で国際手配 元暴力団幹部をタイで逮捕
2018/01/11 18:52

(テレ朝news) http://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/000118475.html

タイで日本の元暴力団員の男逮捕、入れ墨写真の拡散きっかけ
2018年1月11日 21:35

(AFPBB News) http://www.afpbb.com/articles/-/3158207

ネットの画像きっかけに…国際手配の男逮捕
2018年1月11日 21:28

IMG_3659

(日テレNEWS24) http://www.news24.jp/articles/2018/01/11/10382703.html

全身入れ墨 元暴力団幹部が15年前の事件で強制送還
2018/02/02 11:53

(テレ朝news) http://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000120085.html

15年前殺人でタイ潜伏男起訴
2018年02月22日 19時06分

(NHK NEWS WEB) http://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20180222/5424041.html

殺人罪で元組員起訴 15年前の組幹部殺害事件 三重
2018-02-23

(伊勢新聞) http://www.isenp.co.jp/2018/02/23/14553/

15年逃亡しFacebookきっかけで逮捕…暴力団幹部を射殺した罪 75歳男が全面否認
2018年10月02日 16:46

IMG_4847

(東海テレビ) http://tokai-tv.com/tokainews/article.php?i=64344&date=20181002

国際手配の男、暴力団幹部射殺を否認 津地裁
2018.10.2 12:07

(SANSPO.COM) https://www.sanspo.com/geino/news/20181002/tro18100212070002-n1.html

暴力団幹部射殺 タイ逃亡の男 殺害計画への関与否定 津地裁 三重
2018-10-05

(伊勢新聞) http://www.isenp.co.jp/2018/10/05/23620/

三重・暴力団幹部射殺事件で懲役18年求刑、弁護側は無罪主張 津地裁
2018/10/5 16:50

(中京テレビ) https://www2.ctv.co.jp/news/2018/10/05/24750/

暴力団幹部射殺事件でタイに逃亡していた男に懲役18年を求刑 津地裁
2018年10月5日 19:23

IMG_4848

(メ~テレ 名古屋テレビ) https://www.nagoyatv.com/news/?id=187376

暴力団幹部殺害の被告18年求刑
10月05日 19時16分

(NHK NEWS WEB) https://www3.nhk.or.jp/lnews/tsu/20181005/3070000404.html

元組員被告に懲役18年求刑 15年前の暴力団幹部射殺事件 三重
2018-10-06

(伊勢新聞) http://www.isenp.co.jp/2018/10/06/23673/

15年逃亡しFacebookきっかけで逮捕の男 暴力団幹部を射殺した罪で懲役13年判決
2018年10月18日 木曜 午後5:33

(東海テレビ) https://www.fnn.jp/posts/2452THK

暴力団幹部射殺に懲役13年 津地裁、国外逃亡の男
2018/10/18 18:46

(日本経済新聞) https://www.nikkei.com/article/DGXMZO36649590Y8A011C1000000/


(追記)

タイに逃亡していた元暴力団幹部の男に懲役13年の判決 名古屋高裁が1審判決を支持
2019年2月13日 17:55

(メ~テレ 名古屋テレビ) https://www.nagoyatv.com/news/?id=195044

津市の暴力団幹部射殺事件 男の控訴棄却 名古屋高裁
2019.02.14 09:32

(日テレNEWS24) http://www.news24.jp/nnn/news16244310.html



このニュースのまとめ

  • 2018年01月10日、五代目山口組『弘道会』傘下『十代目伊勢紙谷一家』に所属していた元暴力団組員の白井繁治(74・三重県)が、不法滞在や入管法違反などの疑いでタイのロッブリー県で逮捕された。
  • 白井は『十代目伊勢紙谷一家』若頭の乙部和彦(42)さんが2003年07月に三重県津市の自宅で射殺された事件に関与しているとして国際指名手配され、2005年07月にタイに入国しロッブリー県を拠点に潜伏していた。
  • 地元の住民が白井の写真をフェイスブックに投稿したことで居場所が判明し、逮捕された。パスポートは持っていなかったという。今後日本に強制送還されるとみられる。
  • 2018年02月02日、逮捕されていた白井繁治がタイから強制退去処分となり、日本に強制送還され、殺人と銃刀法違反の疑いで逮捕された。
  • 2018年02月22日、津地検は逮捕されていた白井繁治を殺人と銃刀法違反の罪で起訴した。起訴状などによると白井は当時の別の組幹部や関係者ら7人と共謀し、2003年07月24日20時20分頃に三重県津市高洲町の乙部さんの自宅玄関で、拳銃を2発発砲し頭部に命中させ脳挫傷により殺害したとしている。
  • 2018年10月02日、殺人と銃刀法違反の罪に問われた白井繁治の初公判が津地裁で開かれ、白井は「全く違います」と起訴内容を否認した。検察は冒頭陳述で「事前の話し合いに参加した上で、連絡用の携帯電話や拳銃を実行役に渡すために運ぶなど、重要な役割を果たした」と指摘。弁護側は「話し合いには加わっておらず、実行役らと共謀はなかった。拳銃なども紙袋に入っていたため、中身が何か知らなかった」と反論した。白井と乙部さんは同じ組に所属していたが、組織内でトラブルになっていたという。
  • 2018年10月04日、白井繁治の公判が津地裁で開かれた。被告人質問で白井は事件後にタイへ逃亡した理由について「組を破門となり、妻のいるタイに骨を埋めようと思った」と述べた。白井は乙部さんから2度ヤキ入れの暴行を受けており、共犯者の1人で兄貴分の男に「道具(拳銃)があったら貸してほしい」と相談したが、「日が経つにつれ気持ちが萎えた」として実行には至らなかったと主張し、殺害を巡る謀議への関与を否定した。白井は事件後に組から破門され、組の周辺に住めなくなったため妻を頼ってタイに出国し、妻との関係が破綻した後もタイに住み続けた。検察が逮捕状請求日と出国日が同じ点について追及すると、白井は「偶然だったのでは」と述べて逃亡目的ではないと強調した。
  • 2018年10月05日、白井繁治の論告求刑公判が津地裁で開かれ、検察は懲役18年を求刑した。検察は被告が被害者から暴行を受けていたために殺害動機があるとし、「(共犯者との)謀議に加わり、殺害計画を知りながら連絡用の携帯電話を購入し、犯行に使う拳銃などをコインロッカーを介し実行役に渡した。12年以上も国外に逃亡し、自由気ままな生活をしていた。遺族への謝罪や反省の態度もない」と指摘。弁護側は「被害者から殴られて殺害を考えたことはあったが、あくまで一時的な感情。紙袋をコインロッカーに預けたものの、中身が拳銃という事実は知らなかった。謀議に加わったという証拠もない」として無罪を主張した。
  • 2018年10月18日、白井繁治の判決公判が津地裁で開かれ、裁判長は懲役13年の判決を下した。裁判長は「事前の話し合いに参加していたと断定することは困難」と弁護側の主張を一部認めたものの、「白井被告は紙袋の中身を実行役が使う拳銃と認識して運び、コインロッカーに預けており、遅くともこの時点で共犯者と意思の合致があった。果たした役割は殺害行為に直結するもので、軽く見ることはできない。刑事責任に向き合っておらず反省する様子もない」などと述べた。
  • 2019年02月13日、白井繁治の二審の判決公判が名古屋高裁で開かれ、裁判長は一審の懲役13年の判決を支持した。裁判長は「明確な任務はなかったもの、実行役との連絡に使う携帯電話を用意するなど、殺害に必要な役割を果たした」などと述べた。


スポンサーリンク