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2022年09月27日に営まれた安倍晋三元首相の国葬で、前日に六代目山口組が「明日の国葬の間、絶対に問題を起こさぬように」などとする通達を下部組織に出していたと報じられた。国葬の当日は、六代目山口組と神戸山口組の分裂対立抗争は起こっておらず、国葬は滞りなく開催されている。


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「警察に恥をかかせるな」6代目山口組が“安倍国葬”の日に“ヤクザの活動自粛”を通達したワケ
2022年10月1日 17時00分

(週刊文春) https://bunshun.jp/articles/-/57843



このニュースのまとめ

  • 2022年09月26日、六代目山口組は翌日に日本武道館で営まれる安倍晋三元内閣総理大臣の国葬に際して、下部組織に「明日の国葬の間、絶対に問題を起こさぬように」「事件等を起こした者は厳罰に処す」「外出は控えるように」とする通達を出したと、10月01日に週刊文春が報じた。
  • 安倍晋三元首相は、2006年09月~2007年09月と2012年12月~2020年09月の2度にわたって内閣総理大臣を務め、歴代で最長の在職日数を更新。総理退任後は派閥の会長となり、政界の元老となるとみられていたが、2022年07月に街頭演説中に撃たれて亡くなっていた。
  • 山口組では、これまでに皇室行事、国際スポーツ大会、国際サミットなど、大規模な国家的行事が行われる際は、開催日前後の一定期間のあいだ組員らが抗争事件などを起こさないよう、一時自粛するのが慣例となっていた。
  • 1984年~1989年に発生した、四代目山口組とそこから分裂した一和会との『山一抗争』のさなか、1985年に兵庫県神戸市で学生版オリンピックと言われる夏季ユニバーシアードが開催されたが、元神戸市長が抗争の中止を訴えたこともあって、開催前後の約2箇月のあいだ『ユニバーシアード休戦』を言われる休戦が実現したこともあった。
  • 国家的行事を尊重し、厳重警備に当たっている警察に恥を掻かせず、社会を無用に混乱させないことなどが、活動自粛の背景にあるとみられている。
  • 東京オリンピックが開催されている時期の2021年08月05日に、神戸山口組『山健組』若頭を務める與組の與則和組長が兵庫県神戸市の路上で銃撃される事件が起きており、犯人が捕まっていないため抗争かどうかは分からないが、暗黙の了解が破られることもある。



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