2021年09月、暴力団をテーマとした著書を多数発売している、ジャーナリストの鈴木智彦さんが、鈴木さんの記事で名誉を毀損されたとする経営者の男性に訴えられ、敗訴した。
経営者の男性は、自身を元組員だとする偽の破門状を暴力団にばら撒かれ、生活に支障をきたし、鈴木さんがその破門状を記事で取り上げたことで名誉毀損されたと訴えていた。
鈴木さんは約30年にわたって暴力団を取材しており、実話系雑誌『実話時代BULL』編集長を務めるなど、暴力団取材ジャーナリストのニューリーダーの一人。主な著書に『我が一家全員死刑』、『潜入ルポ ヤクザの修羅場』、『ヤクザと原発 福島第一潜入記』、『サカナとヤクザ』、『ヤクザ2000人に会いました!』などがあり、『我が一家全員死刑』は映画『全員死刑』の原作にもなっている。
その後、2022年08月に大阪高裁で鈴木さんは逆転勝訴し、2023年02月に最高裁で上告が棄却され、鈴木さんの勝訴が確定した。続きを読む