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2015年12月18日に放送されたテレビ大阪の『ニュースリアルFRIDAY』という報道番組の中で、元山口組系組長の『竹垣悟』が山口組分裂について語っていた。

竹垣は山口組系組長だったが2005年に引退、NPO法人『五仁會』を立ち上げて暴力団員の更生支援活動などを行っている。現在は更新停止中だがブログで様々な暴力団情報を発信しており、ヤクザウォッチャーの間ではお馴染みの人物だ。


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長谷川豊 『今日の特集ではジャーナリストの須田慎一郎さんが元暴力団組長を直撃してくれました』


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元山口組系組長の竹垣悟さん。四代目山口組組長・竹中正久のボディーガードも務めた。


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竹垣悟 『須田さんのことオジキって呼んでもいいんですか?』


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竹垣悟 『迫力あるわ~』


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竹垣さんの体には今も刺青が残る。


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竹垣さんは暴力団を引退した後、ボランティア活動をしている。


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街のパトロールや暴力団員の更生支援などをしている。


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2012年にはNPO法人『五仁會』を立ち上げて代表に就任した。


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活動を共にする宮前篤さんも元暴力団組員。

【補足】

宮前篤は山口組『竹中組』若頭だった大西康雄が率いる『大西組』の若頭だった。四代目山口組組長の座を巡って勃発した山一抗争で宮前の若衆が対立相手である一和会『加茂田組』舎弟を射殺し、宮前は首謀者とみなされて懲役18年を務めた。

服役中に大西組は五代目山口組の直系組織に昇格しており、2004年に出所した時に宮前は大西組舎弟頭に就任したが、出所からわずか3ヶ月で引退して堅気になった。

宮前は拘留中に親分である大西から「黙って務めに行け」と言われたことに対してキレてしまい「18年やど!ほなお前が行かんかえ!」と宮前が反論して大西と口論になっていた。舎弟に退かされたこともあり大西組の方針と合わなくなって引退したようだ。


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須田慎一郎 『どうしてボランティア活動をしようと思ったんですか?』

宮前篤 『俺は人が喜んだ顔を見るのが好きです』


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四代目山口組組長となる竹中正久から竹垣悟へ宛てた手紙。

竹垣悟 『もし竹中正久親分が生きていたら今の暴力団はダメになったと言うと思う。侠客にならなあかん、困った人は助けなあかん言うと思います』


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長谷川豊 『すごく考えさせられる取材でした。暴力団は反社会的なんだー!だから居なくなればいいんだー!わー!で終わる話ではないんですね』


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須田慎一郎 『山口組の分裂で暴力団壊滅に勢いが付いているが、元々社会で行き場の無い人たちがヤクザになっている。暴力団を弱体化させて「ヤクザ辞めたいです」となっても市民社会に復帰できる手立てがなかなか無い、自立を支援していくプログラムを整備してから初めて暴力団壊滅に向かうべきです』


竹垣悟の主張

  • 六代目山口組は神戸山口組が逆縁したと言っているが、神戸山口組からしたら盃をあげた子分なのに六代目山口組が戻って来いと言うのも逆縁にあたる、どちらも矛盾している。
  • 今のヤクザは稼げなくなっている、子分の金で食う親分ばっかりになった。自分の頃はそんなことは無かった。
  • ヤクザになる人間は落ちこぼれが多い、世間が考えているよりレベルが低い。しっかり指導しないと更生できない。
  • この山口組分裂を機会に堅気にならないヤクザは世の中に迷惑をかけない生き方をして欲しい、それしかヤクザが生き残っていく道は無い。


 ⇒ 竹垣悟の詳しい経歴はコチラ 
元山口組系組長のNPO法人『五仁會』代表『竹垣悟』の経歴
http://yakuza893.blog.jp/takegakisatoru.html


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