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前回、スペインの画家『ダリ』の絵画を恐喝したとして山口組の元最高幹部である『瀧澤孝』が逮捕されたという記事を載せた。

 ⇒ 前回の記事 
五・六代目山口組で最高幹部を務めた『瀧澤孝』が逮捕される、ダリの絵画を恐喝で二度目の逮捕
http://yakuza893.blog.jp/takizawataiho.html

この逮捕された瀧澤孝とはいったい何者なのか、山口組の元最高幹部ということなので大物組長のようだ。ネットや雑誌の情報を基に経歴をまとめてみることにする。


経歴まとめ

瀧澤孝(滝沢孝・たきざわ たかし)、1937年07月20日生まれ。

三代目山口組八代目國領屋下垂一家若頭、四代目山口組若中、九代目國領屋下垂一家総長、五代目山口組若頭補佐、芳菱会総長、六代目山口組若頭補佐、六代目山口組顧問を歴任。現在は引退している。


詳しい経歴

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兄の瀧澤仁志が組長を務めていた三代目山口組地道組八代目國領屋下垂一家(滝沢組)に加入し渡世開始。瀧澤孝は八代目國領屋下垂一家の若頭を務めた。

1969年に上部団体である地道組の地道行雄組長が死去して地道組が解散すると、瀧澤仁志は1971年に三代目山口組の直参に昇格。

1984年に四代目山口組が発足すると瀧澤仁志は引退、兄の跡を継いで瀧澤孝が九代目國領屋下垂一家を継承し、同時に四代目山口組の直参となった。

1989年05月、瀧澤は五代目山口組発足に伴い五代目山口組若頭補佐に抜擢され、1990年にブロック制が導入されてからは関東・北海道ブロック長を兼任。

1991年、九代目國領屋下垂一家を五代目山口組組長・渡辺芳則が命名した『芳菱会』に改称し、総長に就任。

1997年09月、護衛の配下組員に拳銃を持たせていたとする銃刀法違反容疑で同年11月に指名手配され、2001年07月に潜伏先の栃木県那須町で逮捕。2003年06月には12億円の保証金で保釈された。

2005年08月に六代目山口組が発足すると舎弟に直ったが、継続して六代目山口組若頭補佐を務めた。2008年11月に顧問となり、20年近く務めた山口組の執行部から退いた。

2009年08月、瀧澤は引退して堅気となり、芳菱会は解散。芳菱会で若頭を務めていた富田丈夫が地盤を引き継ぎ、國領屋一家総長として六代目山口組の直参となる。

2015年05月、スペインの画家「ダリ」の絵画を脅し取ったとして逮捕された。その後に体調不良で保釈。2015年09月、再び同容疑で逮捕された。


関連動画

2005年08月に行われた六代目山口組継承式の動画。瀧澤は祝宴の最後に中締めの音頭をとっている。




2005年12月に行われた六代目山口組の納会の動画。同じく瀧澤は祝宴の最後に中締めの音頭をとっている。




銃刀法違反(共同所持)の罪で何度も裁判をやり直す

瀧澤孝は1997年09月に起きた銃刀法違反容疑での裁判が何度も審理を差し戻され、裁判が今なお継続しており、判決が決まらない異例の事態になっている。

1997年09月に護衛の配下組員に拳銃を持たせてたとする銃刀法違反容疑で同年11月に指名手配され、2001年07月、潜伏先の栃木県那須町で逮捕。 2003年06月に12億円の保証金で保釈された。

2004年03月、一審・大阪地裁で無罪判決を受け、2006年04月の二審・大阪高裁でも無罪となった。2009年に最高裁は一・二審を破棄し、審理を地裁に差し戻した。

2011年、差し戻し判決で一審・大阪地裁はあらためて無罪を言い渡した。2013年、二審・大阪高裁は審理を再び地裁に差し戻す判決を下した。

瀧澤は最高裁に上告したが、2015年03月に最高裁は差し戻しを不服とした被告の上告を棄却、二審の差し戻し判決を支持した。

これにより2回目となる一審・大阪地裁への審理の差し戻しが確定し、大阪地裁は瀧澤に対して3回目の審理を開くことになった。

1997年、銃刀法違反容疑で指名手配。
↓↓
2001年、潜伏先の栃木県那須町で逮捕。
↓↓
2003年、12億円の保証金で保釈。
↓↓
2004年、一審・大阪地裁で無罪判決。
↓↓
2006年、二審・大阪高裁でも無罪判決。
↓↓
2009年、最高裁は一・二審を破棄し、審理を地裁に差し戻す判決。
↓↓
2011年、一審・大阪地裁は差し戻し判決であらためて無罪判決。
↓↓
2013年、二審・大阪高裁は審理を再び地裁に差し戻す判決。
↓↓
瀧澤は差し戻し判決を不服として最高裁に上告。
↓↓
2015年、最高裁は瀧澤の上告を棄却、二審の差し戻し判決を支持。
↓↓
今後、更に再び一審・大阪地裁から審理をやり直す予定
↓↓
以下、無限ループ

ということで約15年に亘って裁判が継続している。検察としては何としてでも瀧澤を有罪に持ち込みたいのだろうけど、大阪地裁がなかなか有罪判決を下さない。

今回のダリの絵画恐喝事件は「瀧澤を銃刀法違反で有罪に持ち込めないので別件で逮捕してみた」という感じにも見受けられる。


今後は

銃刀法違反事件は大阪地裁が有罪を出すまで永久に裁判が続くのであろうか。

このダリの絵画恐喝事件と過去の銃刀法違反事件の2つを抱える瀧澤孝は現在78歳、裁判が終結する前に寿命が来てしまうことも考えられる。

国家権力からすれば「大物組長はヤクザを引退しても優雅な余生を送らせるわけには行かないぞ」、という感じなのかもしれない。


参考 https://ja.wikipedia.org/wiki/瀧澤孝
参考 https://ja.wikipedia.org/wiki/國領屋一家
参考 https://zh.wikipedia.org/wiki/芳菱會
参考 http://www.ammanu.edu.jo/wiki1/ja/articles/瀧/澤/孝/瀧澤孝.html
参考 http://www.ammanu.edu.jo/wiki1/ja/articles/國/領/屋/國領屋下垂一家.html
参考 http://wikiyakuza.wiki.fc2.com/wiki/九代目國領屋下垂一家
参考 http://wikiyakuza.wiki.fc2.com/wiki/滝澤組
参考 http://plaza.rakuten.co.jp/heat666/diary/200509030000/
参考 http://plaza.rakuten.co.jp/heat666/diary/200604240000/
参考 http://www.asahi.com/articles/ASH355RHJH35UTIL03B.html
参考 http://www.sankei.com/affairs/news/150305/afr1503050035-n1.html






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