暴力団組長殺人未遂事件 男に懲役9年の判決 岡山地裁

2023年04月10日午前、池田組系組長を刃物で刺したとして、元六代目山口組『大石組』若頭補佐の男が警察署に出頭し、銃刀法違反の疑いで逮捕された。男が刺したとされる組長は負傷し、病院で手当てを受けていた。

2024年06月05日の初公判で、元六代目山口組『大石組』若頭補佐は殺意を否認。06月13日に懲役9年の判決が下った。


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「池田組傘下の組長を刺した」出刃包丁を持って自首してきた70歳男を現行犯逮捕 岡山
2023/4/10 13:35

(瀬戸内海放送) https://news.ksb.co.jp/article/14882044

「暴力団の組長を刺した」と出頭 包丁を所持していた70歳の男を逮捕 組長は病院で治療中【岡山】
2023.04.10

(岡山放送) https://www.ohk.co.jp/data/26-20230410-00000021/pages/

“池田組系の組長刺した”と出頭 包丁持った容疑者を逮捕
2023年04月10日 15時39分

(NHK) https://www3.nhk.or.jp/lnews/okayama/20230410/4020016291.html

池田組傘下の暴力団組長を刺した殺人未遂の疑い かつて同じ組織に属していた70歳男を再逮捕【岡山】
2023.04.20

(岡山放送) https://www.ohk.co.jp/data/25277/pages/

暴力団組長を刺し殺そうとした罪 被告は「殺意なかった」と起訴内容否認 検察側「後ろから約10cm包丁突き刺し、死亡する危険性を認識」と指摘 岡山地裁
2024/6/5 17:33



(瀬戸内海放送) https://news.ksb.co.jp/article/15293809

岡山市の指定暴力団・池田組傘下の組長の自宅で組長を殺害しようとした男に懲役10年を求刑【岡山】
2024.06.07

指定暴力団の池田組傘下組長を殺害しようとした罪 元暴力団組員の男(71)起訴内容否認【岡山】

(岡山放送) https://www.ohk.co.jp/data/26-20240607-00000012/pages/

暴力団組長殺人未遂事件 男に懲役9年の判決 岡山地裁
2024年6月13日 18:47

(西日本放送) https://news.ntv.co.jp/n/rnc/category/society/rn9e52d92542b7460fb9ca68b2ee78aec5


このニュースのまとめ

  • 2023年04月10日午前、元六代目山口組『大石組』若頭補佐とみられる飯尾章二(70・岡山県津山市)が、岡山県岡山市にある警察署に出頭し、銃刀法違反の疑いで逮捕された。
  • 逮捕容疑は2023年04月10日10時20分頃、岡山県岡山市にある岡山南警察署で、刃渡り約15.5cmの出刃包丁1本を、正当な理由なく所持した疑い。
  • 飯尾は警察署に「池田組傘下の組長を刺した」として自首し、包丁を持っていたことから、銃刀法違反で現行犯逮捕となった。
  • 警察が、飯尾が刺したとされる池田組顧問で村上組の村上平衛組長(70代)の所在を確認したところ、村上組長はケガを負ってみずから病院へ赴いて治療を受けていたという。命に別条は無いとみられている。その後、村上組長は翌日に退院したという。
  • 飯尾は2016年11月に、岡山県津山市にあるガソリンスタンドで神戸山口組『二代目宅見組』傘下『四代目杉本組』組員(当時)を銃撃し、懲役5年の判決を受けて服役していた。
  • 警察の取り調べに対し、飯尾は「私が出刃包丁を持っていたことに間違いありません。岡山市の村上組長の自宅で刺した」などと供述しているという。警察は事件の経緯を調べるとともに、暴力団の抗争の可能性もあるとみて捜査している。
  • 昨年の半ば頃から池田組を狙った抗争が相次いだため、抗争状態にある六代目山口組と池田組は2022年12月に特定抗争指定暴力団に指定されている。今回の事件は、池田組が特定抗争指定暴力団に指定されてから初の襲撃事件となった。
  • 2023年04月10日、逮捕されていた飯尾章二が、殺人未遂の疑いで再逮捕された。
  • 2024年06月05日、逮捕され殺人未遂などの罪で起訴されていた、元六代目山口組『大石組』若頭補佐とみられる飯尾章二の初公判が岡山地裁で開かれた。起訴状などによると、池田組顧問で村上組の村上平衛組長の自宅で、持っていた刃渡り約15cmの出刃包丁で村上組長の首の後ろを刺し、殺害しようとしたなどとされる。
  • 飯尾は「殺意は最初からなかった。そこは絶対に譲りたくない」などと起訴内容を否認。検察は冒頭陳述で「元暴力団員の飯尾がかねてから兄貴分と慕っていた組長に対し、個人的な恨みを募らせて犯行に及んだ。後ろを向いている組長の首を包丁で10cmほどの深さまで刺したことは、人が死亡する危険な行為であることは明らかで、飯尾もそのことを認識していた」などと主張。弁護側は事実関係は争わないとした上で「飯尾は極度の興奮状態にあり、首を狙ったのではなく偶然当たってしまった。飯尾に殺意は無かった」として傷害の罪にとどまると主張した。
  • 2024年06月07日、元六代目山口組『大石組』若頭補佐とみられる飯尾章二の論告求刑公判が岡山地裁で開かれ、検察側は懲役10年を求刑した。検察側は「飯尾が前科を複数有することや、被害者への理不尽な怒りを募らせた犯行で酌むべき点はない」と述べ、弁護側は「包丁は偶然被害者の首に刺さった」などと述べ懲役4年の判決を求めた。
  • 2024年06月13日、元六代目山口組『大石組』若頭補佐とみられる飯尾章二の判決公判が岡山地裁で開かれ、裁判長は懲役9年を言い渡した。
  • 裁判長は「出刃包丁を準備した上、被害者が背中を向けている時に相当強い力で被害者の首を深く刺していて、強固な殺意に基づく危険かつ悪質な犯行である。被害者が処罰を求めていないとはいえ危険な行為だった。被害者の行動に不満を募らせての犯行で、被告は規範意識が低く、自分の行為に真摯に向き合っていない」などと述べた。




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