【独自】夏祭りで暴力団同士が口論になり殴る蹴るの暴行か…動画拡散　幹部ら10人逮捕

2023年10月11日までに、夏祭りで別の暴力団員らに暴行したとして、六代目山口組『三代目弘道会』傘下『野内組』傘下『権太会』系組長ら10人が傷害などの疑いで逮捕された。被害にあったのは二代目東組『稲葉組』系組長ら3人だとみられていて、暴行の様子がSNSなどにアップされていた。

その後、両組織の話し合いでトラブルは解決したとみられているが、暴行された二代目東組系組長は自決したという。

2024年09月17日、六代目山口組『三代目弘道会』傘下『野内組』傘下『権太会』系組長の判決公判で、裁判長は組長が暴行に加わっていないなどとして無罪判決を言い渡した。


スポンサーリンク


「指に包帯を巻いていた」　ヤクザがお祭りで「踏んだり蹴ったり」の大ゲンカをしたあとのケジメの付け方とは？
2023年08月10日

（週刊新潮） https://www.dailyshincho.jp/article/2023/08100603/?all=1

【独自】夏祭りで暴力団同士が口論になり殴る蹴るの暴行か…動画拡散　幹部ら10人逮捕
2023/10/11 12:08

（毎日放送） https://www.mbs.jp/news/kansainews/20231011/GE00052903.shtml

『何見てるのか』と言われ腹が立ち…夏祭りで暴力団幹部らが別の暴力団組員らに暴行か
2023/10/11 17:38

（毎日放送） https://www.mbs.jp/news/kansainews/20231011/GE00052912.shtml

夏祭りでリンチ疑い Ｘで拡散…組幹部ら10人逮捕　大阪府警
2023/10/11 17:30

（産経新聞） https://www.sankei.com/article/20231011-66IX3VV4QVIIPLWS5C2AHJV4HI/

夏祭りで暴力団幹部に声かけられ“制裁”として暴行か　別の暴力団幹部ら１０人逮捕　多くの人に目撃され「ヤクザの乱闘騒ぎ」動画拡散も
2023/10/11 20:42

（朝日放送） https://www.asahi.co.jp/webnews/pages/abc_22193.html

夏祭り会場で乱闘…暴力団組長に「無罪判決」暴行に及んだ配下の者らとの「共謀成立しない」と判断　大阪地裁
2024/09/17 19:30

（毎日放送） https://www.mbs.jp/news/kansainews/20240917/GE00060527.shtml


このニュースのまとめ

  • 2023年10月11日までに、六代目山口組『三代目弘道会』傘下『野内組』傘下『権太会』幹部で剛心会会長とみられる西田剛（47・大阪府貝塚市）、同系組員の西田将治（35・大阪府府岸和田市）、同系組員の上野孝文（40・大阪府泉佐野市）、神戸山口組『山健組』系組員の小川洋二（43・大阪府岸和田市）、同系組員の皆見謙二（41・大阪府岸和田市）ら、計10人が傷害などの疑いで逮捕された。
  • 逮捕容疑は2023年07月17日19時30分頃、大阪府貝塚市で開かれた感田神社の夏祭りで、別の暴力団組員ら5人と口論となり、組員やその家族に殴る蹴るの暴行を加え、組員1人（50代）に顔の骨を折る全治1箇月の重傷を負わせた疑い。他の組員ら2人（30代）も頭や顔などにケガを負ったという。
  • 被害者は二代目東組『稲葉組』副組長で二代目幸導舎組長の友田公一と、その息子で二代目幸導舎若頭の友田大地だとみられている。西田らは「何ですか。何見てるんですか」などと話しかけられたことに立腹し、犯行に及んだとされる。
  • 犯行の様子を撮影した動画がSNSなどに投稿されていて、影響力のあるTwitterアカウントが『ヤクザの乱闘騒ぎ』として載せ、拡散されて広まっていた。西田と被害者との間では示談が成立していたが、動画が拡散されたこともあって、警察が傷害事件として捜査していた。
  • この事件後、西田が所属する権太会の平野権太会長と、友田が所属する稲葉組の稲葉浩二組長が兄弟分だったこともあり、話し合いによって和解したとみられているが、暴行された友田公一は2023年12月頃に自決したとされている。
  • 2024年09月17日、逮捕され傷害の罪で起訴されていた、六代目山口組『三代目弘道会』傘下『野内組』傘下『権太会』幹部で剛心会会長とみられる西田剛の判決公判が大阪地裁で開かれた。
  • 判決などによるとこの事件は、大阪府貝塚市で開かれた感田神社の夏祭りで、西田が配下の組員や地元の後輩など9人を連れていたところ、二代目東組『稲葉組』副組長で二代目幸導舎組長の友田公一など3人のグループと出くわし、友田のグループの1人が西田に対し「何でんの、何かありまんの」などと声を掛け、それに腹を立てた西田のグループの1人が友田ら3人らに暴行を加え出し、集団暴行するに至り、3人の顔や腹などに全治約3日～約2箇月のケガを負わせたとされる。
  • これまでの公判で、検察側は『最終盤まで配下の組員らの暴行を制止しなかった。売られた喧嘩を買ったことで乱闘に発展したが、配下の者らが喧嘩を買ったのに、喧嘩を売られた張本人である組長が喧嘩を買わないなど、暴力団組織としてありえない。西田が直接暴行に及んでいないのは、買った喧嘩を遂行するのに配下の者らに任せて事足りる状況だったからだ』などと主張し、共謀が成立するとして懲役4年を求刑。西田とその弁護側は『最初から暴行を制止していた』などと主張し、共謀は成立しないとして無罪を訴えていた。
  • 判決で裁判長は『相手方との間に割って入るなどの積極的に乱闘を制止する行動には出ておらず、少なくとも途中までは暴行を一定程度黙認していた面があるが、最初に暴行を始めた配下の組員は、因縁を付けてきた被害者の態度に腹を立て、西田の意思と関係なく自らの判断で暴行を加えた可能性を否定できず、組員は反撃を受けるなどして興奮状態で更なる暴行に及んだと認められる。西田は乱闘を促進しているような言動はしておらず、むしろ何度か「やめとけ」と発言していた可能性が否定できない。複数人同士が興奮状態で乱闘をしている最中にそれを制止することは、いかに上位の立場にあるといっても容易ではない。乱闘に加わっていない西田が、自分や組の威信を守るなどの理由で、因縁を付けてきた相手方に制裁を加えさせたなどと評価するのは困難』などとして、西田の共謀を認定せず、西田に無罪を言い渡した。







事件があった現場


任俠 愚狂に死す ―闇社会から光の社会へ
任俠 愚狂に死す ―闇社会から光の社会へ （著）新垣玄龍


スポンサーリンク
タグ ：
#六代目山口組
#弘道会
#野内組
#権太会
#東組
#稲葉組
#幸導舎
#祭り
#乱闘
#大阪