2024年10月08日、約5年前に起きた六代目山口組『三代目弘道会』神戸事務所前で組員が銃撃された事件で、逮捕されていた六代目山口組幹部で五代目山健組組長の中田浩司の初公判が開かれた。
この事件は2019年08月に発生し、12月に中田組長が実行犯として逮捕されていた。その後に起訴されたが、約5年ものあいだ裁判が始まらなかった。凶器など直接証拠となるものはなく、神戸山口組の最高幹部だった中田組長が自ら対立組員を銃撃しに行ったのかどうか、裁判の行方が注目されている。
中田組長は事件当時は神戸山口組の若頭代行だったが、勾留中に神戸山口組を離脱していて、五代目山健組は独立組織を経て六代目山口組へ移籍している。
2024年10月15日、検察側は『全ての証拠を総合的に見ると犯人だと合理的に推認できる』として中田組長に懲役20年を求刑した。
2024年10月31日、裁判長は『被告を犯人とするのは合理的な疑いが残る』として、中田組長に無罪の判決を言い渡し、中田組長は釈放された。
2024年11月13日、神戸地検は無罪判決を不服として、中田組長を大阪高裁に控訴した。続きを読む