
2021年12月に一般公開される予定の映画『極道系Vチューバー達磨』の、予告編動画が09月11日に公開された。この映画は、ヤクザがバーチャルYouTuberを始めるといった内容で、元ヤクザのバーチャルYouTuberである懲役太郎さんとそっくりなキャラクターが登場する。
そのため、この映画は懲役太郎さんをモチーフとして制作されたと思われたが、当の懲役太郎さんは『パクリだ』とTwitterでつぶやいた。監督は懲役太郎さんに何の許可も得ずに映画を制作したとみられていて、物議を醸している。
スポンサーリンク
映画『極道系Vチューバー達磨』の予告編公開
2021年09月11日、映画監督の松本大樹さんが、自身が製作総指揮を務める映画『極道系Vチューバー達磨』の予告編動画をTwitterやYouTubeで公開。松本監督の長編映画は今回が3作目だという。
新作映画予告編作りました!
— 松本大樹 (@crocomatsumoto) September 10, 2021
長年刑務所にいたヤクザが出所してVチューバーになるというお話です。
コメディ、バイオレンス、ヒューマンドラマ、様々な要素が詰まったこの作品、とにかくお届けしたい…
頼む!この映像でどうか拡まってくれ〜!#極道系Vチューバー達磨#ゴクダル#vtuber #Vtuber pic.twitter.com/nROGAaEFdI

【イントロダクション】
ヤクザがVtuberに!? 前代未聞の任侠映画が誕生!ヤクザがVtuberとしてデビューしていくという未だかつてない物語。新しき時代の要素と古き良き人情味が見事に組み合わさった前代未聞の任侠映画作品がここに誕生した。
主演は、50歳で俳優デビュー、その後100本を超える自主映画に出演し「インディーズ映画の帝王」の異名を持つ海道力也。監督は、初監督インディーズ映画『みぽりん』が、京阪神を中心にカルト的な人気を誇った松本大樹。関西を拠点に活躍中の2人が問題作を引っ提げ、任侠モノは既に飽和状態とすら言える2021年の日本映画界で、果敢にも挑む。
本作初お披露目となった大阪・シアターセブンでの「海道力也映画祭2021」では、開催1ヶ月前の販売であったにも関わらず前売り座席は僅か1時間でソールドアウト!イベント上映での大盛況を経て、この度いよいよ劇場公開へ..
【ストーリー】
「前科3犯!囚人番号777番!三船達磨です!」仁義なき左遷!俺の新たなシノギは、バーチャルYouTuber!!
かつて組の命令によって殺人を犯し、刑務所に服役していた黒澤組幹部の三船達磨。15年の刑期をようやく終え娑婆に出るも、黒澤組は亡くなった先代の妻である京舞子と若頭達が全てを取り仕切り、達磨や彼を慕う古参達の居場所は完全になくなっていた。
そんな中、達磨は京舞子から組が借金の肩代わりに預かったとある映像制作会社のスタジオを新たなシマとして任される事に。達磨は新人組員・仲田さんぺいと共に、そのスタジオへ向かうと、そこではスタジオの社長の娘である野上照子がVチューバー配信を行なっていた。
そして、ある出来事をきっかけに、達磨もそのスタジオでVtuberとして配信を始める事になる。一方、そんな達磨のもとに、彼の命を狙ってさすらいを続ける梶原メイの足が忍び寄る。果たして達磨の運命や如何に!?
【🎉ポスタービジュアル解禁🎉】
— 三船達磨です!映画『極道系Vチューバー達磨』公式 (@gokudaruma) September 7, 2021
映画『#極道系Vチューバー達磨】のポスタービジュアルが完成したで〜‼️㊗️
ヤクザがVtuberになるというお話の本作🎬
どんな内容の映画かは、まずはこのポスターから想像してみてくれぃ😆
皆さま、よろしゅうお頼み申します🙇♂️🙏#ゴクダル #vtuber pic.twitter.com/0J5q8yi6YJ

元ヤクザVTuber『懲役太郎』がモチーフ?
この映画はYouTubeの概要欄にある映画の説明と予告編を見る限り、現役のヤクザがVTuber(バーチャルYouTuber)を始めるという内容だとみられる。
VTuberとは、インターネット動画共有サービスのYouTubeで、自身は顔出しをせず3DCGなどで描画されたキャラクターを主体として動画投稿や生配信を行うYouTuberのこと。
この映画の予告編を見ると、元暴力団員のVTuberである懲役太郎さんがすぐに頭に思い浮かぶ。
懲役太郎さんは『バーチャル刑務所服役中に篤志面接委員の許可を得て、職業訓練の一環としてYouTube活動を始める』という設定で、自身の経験などを基に、ヤクザ業界の話し、刑務所内の話し、犯罪事件などをコンテンツとした動画を投稿しており、人気を博している。
懲役太郎さんのYouTubeチャンネルの登録者数は37万人、総再生回数は1億2000万回以上にも上る、元ヤクザVTuberのパイオニアであり、アウトロー系YouTuberの大御所でもある。
懲役太郎さんは動画の冒頭で
「前科3犯、(囚人番号)893番、懲役太郎です」
という口上で挨拶するのが慣例となっているが
極道系Vチューバー達磨では
「前科3犯、囚人番号777番、三船達磨です」
と挨拶しており、非常によく似ている。
懲役太郎さんは元暴力団組員で、映画の主人公は現役ヤクザという違いはあるものの、ヤクザ(元ヤクザ)がVTuberを始める、おなじみの口上、VTuberの服装のシマ模様など、そっくりな箇所が多々見受けられる。
この映画『極道系Vチューバー達磨』は、懲役太郎さんをモチーフとして作り上げた作品だということは容易に想像でき、当然ながら懲役太郎さんが映画に携わっている、もしくは懲役太郎さんに許可を得て制作しているものだと思われた。
懲役太郎さん『パクリだー!』
映画『極道系Vチューバー達磨』の予告編が公開されると、懲役太郎さんのスタッフが
懲役太郎じゃん https://t.co/4Z49Q4NoFO
— 俺太郎 (@ore_tarou) September 11, 2021
とつぶやき、当の懲役太郎さんは
パクリだー! https://t.co/IcQHpenkIz
— 懲役太郎 (@choueki_tarou) September 11, 2021
と、この映画は自身のパクリだと反応。
全く知らなかったので驚きました。
— 懲役太郎 (@choueki_tarou) September 11, 2021
前科三犯から始まる挨拶、誰でも囚人と分かりやすい白黒ボーダーのキャラデザでVtuberをやるなんていう、全く同じような事を思いついたのは凄いですね! https://t.co/IcQHpenkIz
さらに、皮肉を交えて驚きを表明。
この映画は明らかに懲役太郎さんをモチーフにしていると思われるのに、本人に許可を得ずに制作されていたということのようだ。
⇒ 後編 パクリを指摘され炎上
⇒ 関連記事
スポンサーリンク
コメント
コメント一覧 (1)
yamaguchi893
が
しました