自称ヤクザ 核物質を密売疑惑 ロケットランチャー“オタク” 近く初出廷か

2022年04月05日までに、アメリカの覆面捜査官と武器や麻薬の取引を約束したとして、自称・暴力団幹部のエビサワ・タケシら計4人がアメリカ司法当局に逮捕された。

エビサワは国際犯罪集団のリーダーだとみられ、アメリカなどで武器や薬物の密輸、人身売買、マネーロンダリングなどに関わっていたとみられている。その後、エビサワらは起訴された。

2024年02月21日、アメリカの覆面捜査官とウランやプルトニウムを含む核物質の取引をしたとして、エビサワらが追起訴された。


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米司法当局が「ヤクザ」幹部ら逮捕 地対空ミサイルと麻薬の取引疑い
2022年4月8日 6時01分

(朝日新聞) https://www.asahi.com/articles/ASQ481T66Q48UHBI003.html

「日本のヤクザリーダーを地対空ミサイルや麻薬密売の容疑で逮捕した」と司法省が発表
2022年04月08日 14時00分

(Gigazine) https://gigazine.net/news/20220408-yakuza-leader-arrests/

「ヤクザのリーダー逮捕した」 ミサイル・麻薬を売買しようと...
2022年4月8日 金曜 午後6:44

ebisawa1

(フジテレビ) https://www.fnn.jp/articles/-/344387

「日本のヤクザ幹部」、タイで核物質の密売試みた罪で起訴 米当局
2024年2月22日 12時30分

(朝日新聞) https://digital.asahi.com/articles/ASS2Q3CWYS2QUHBI00R.html

DEAを欺いた「日本のヤクザ親分・エビサワ」は本物の闇商人だったのか? 米司法当局がウラン密輸容疑で追起訴 知人は「栃木県の2DKアパートに住むチンケな詐欺師」
2024年02月22日

(週刊新潮) https://www.dailyshincho.jp/article/2024/02221502/?all=1

日本の「ヤクザ」、核物質を密売しようとしたとして起訴 米検察
2024年02月22日

(BBC) https://www.bbc.com/japanese/articles/c1311rzpk2xo

「ヤクザの犯行」邦人をNY当局が起訴 ミャンマーから核物質密輸か
2024/02/22 11:50



(テレビ朝日) https://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/000338032.html

ミャンマーから“核物質”密輸か 米当局が日本人の男起訴
2024年2月22日 14:00



(日本テレビ) https://news.ntv.co.jp/category/international/01693813405a46749e1ab96ed649893c

自称ヤクザ 核物質を密売疑惑 ロケットランチャー“オタク” 近く初出廷か
2024年2月22日 木曜 午後5:39



(フジテレビ) https://www.fnn.jp/articles/-/661361


このニュースのまとめ

  • 2022年04月05日までに、自称・暴力団幹部のエビサワ・タケシ(57)と、タイ人の男ら3人の、計4人が国際麻薬武器取引犯罪に加担したとして、アメリカ司法当局に逮捕された。
  • 逮捕容疑は2019年06月頃、アメリカ麻薬取締局(DEA)のおとり捜査官が東京でエビサワらと接触した際、エビサワは「ミャンマー政府と戦っている反政府集団が武器を求めており、見返りに麻薬を提供できる」などと話して取引を持ちかけ、ミャンマーの反政府集団が薬物移送の警護用として使うためのものとして地対空ミサイルを求め、購入する対価の一部として覚醒剤やヘロインなどの麻薬を渡すという取引を約束した疑い。
  • DEAは2019年頃からエビサワらを調査し続けており、エビサワは武器や麻薬の密売、人身売買、詐欺、マネーロンダリングなどを大規模に行う日本のヤクザのリーダーだということが判明。エビサワの犯罪グループはアジア、ヨーロッパ、アメリカに複数の関連会社があり、日本、タイ、ミャンマー、スリランカ、アメリカなどで犯罪を繰り返していたとされる。
  • エビサワらは仲間と共謀し、数100kgのメタンフェタミンやヘロインなどの薬物を密輸したり、機関銃などの銃器を密輸したり、アメリカのニューヨークで密輸した薬物数100kgを密売したり、アフガニスタンにある米軍基地からアメリカ製の武器を盗んで密売したり、約1200万円のマネーロンダリングに関与したり、アメリカから日本へ麻薬を密輸したりと、様々な国際犯罪に関わっていたとみられている。
  • エビサワの国際犯罪グループを摘発するため、アメリカ麻薬取締局(DEA)の他、アメリカ国家安全保障局(NSA)、アメリカ司法省(DOJ)・検事局・国際局、日本の厚生労働省麻薬取締部、日本の警察庁、タイ王国麻薬取締警察、インドネシア国家警察などの機関が協力していたという。
  • 2022年04月、アメリカ・ニューヨーク州南部地区連邦検察は、逮捕されていた自称・暴力団幹部のエビサワ・タケシ、タイ人のソムホップ・シンハシリの計2人を、国際麻薬取引と違法銃器所持の罪で起訴した。
  • 2024年02月21日、アメリカ・ニューヨーク州南部地区連邦検察は、逮捕されていた自称・暴力団幹部のエビサワ・タケシ(60)、タイ人のソムホップ・シンハシリ(61)の、計2人を核物質密売の罪で追起訴した。
  • 起訴状などによると、エビサワらは2020年02月、武器密売人を装ったアメリカ麻薬取締局(DEA)のおとり捜査官に対し、『核物質を所持しており、売却したい』との意向を示し、DEA側はイラン軍の幹部を装った捜査協力者への仲介を進め、捜査員が電話で『イラン政府が核兵器のためにウランを必要としている』と伝えるなど、エビサワらと核物質の取引をした。エビサワらは2020年09月、捜査員に電子メールで核物質のサンプルの写真を送り、50トンのウランやプルトニウムを含む核物質を685万ドル(現在のレートで約10億円)で売ると提示し、核物質をミャンマーからイランへ密売しようとしたという。
  • エビサワらは、ミャンマーの反政府組織から入手した核物質のサンプルをタイに持ち込み、捜査官に渡していて、その後にアメリカの研究所でサンプルを分析した結果、ウランと兵器級プルトニウムが含まれていることが判明したという。このプルトニウムは、量産されれば核兵器に適するほどの品質だったという。
  • アメリカの司法当局はエビサワを「国際的な犯罪組織で知られるヤクザの幹部」だとしているが、日本の捜査当局や知人などはエビサワについて、「農業をなりわいとしたロケットランチャーオタクであり、日本国内の暴力団とは関係はなく、ヤクザではない」「(本名は海老澤剛で)栃木県の2DKアパートに住むチンケな詐欺師」などとしている。
  • エビサワらは現在、ニューヨーク市ブルックリンで拘束されていて、近く初出廷する見込みだという。有罪となれば終身刑が言い渡される可能性もあるという。


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