rachi15

2021年04月21日までに、静岡県富士宮市にある六代目山口組『良知二代目政竜会』の本部事務所が、静岡県暴追センターによって使用差し止めを求める仮処分を静岡地裁に申請された。

良知二代目政竜会は、良知組の良知政志組長が亡くなった後に後継組織として発足。良知組があった静岡県榛原郡吉田町から東京都足立区へ移転しようとしたが頓挫し、良知組の上部団体であった後藤組があった静岡県富士宮市に拠点を構えていたとみられている。

2021年05月12日付で、静岡地裁は良知二代目政竜会の組事務所の使用を差し止める仮処分を決定し、24日には仮処分が執行されて組事務所に組員立ち入り禁止の看板が設置された。

しかし、その後も良知二代目政竜会の組事務所に組員が出入りしていたため、静岡県暴追センターは06月24日までに、組事務所を使用すると1日に100万円の制裁金を課す、間接強制を静岡地裁に申し立て、07月30日に静岡地裁が間接強制を決定した。

その後、組員の出入りは激減し、11月10日までに撤退が確認された。2022年03月22日には住民との間で和解も成立した。


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富士宮市内に進出の動き 市議会が暴力団追放を決議(静岡県)
2020/09/15



(静岡放送) https://www.at-s.com/dogas/details.html?article_id=808578

県内初 組事務所代理差止め求める訴え
2021年04月21日 19時40分

rachi6

(NHK) https://www3.nhk.or.jp/lnews/shizuoka/20210421/3030011229.html

地元住民に代わり暴追センターが 暴力団事務所の使用差し止め仮処分申請 静岡・富士宮市
2021-04-22

(静岡朝日放送) https://look.satv.co.jp/_ct/17447895

住民「不安」 富士宮市の暴力団事務所 差し止め仮処分
2021.05.14 19:29

rachi14

(静岡第一テレビ) https://www.tv-sdt.co.jp/nnn/news112pj23oj8dru8tr3yi.html

組事務所を使用差し止め 静岡地裁、良知政竜会に仮処分
2021.05.14

(静岡新聞) https://www.at-s.com/news/article/shizuoka/900956.html

組事務所使用差し止め 静岡県センター会見、暴追へ「大きな成果」
2021.05.14

(静岡新聞) https://www.at-s.com/news/article/shizuoka/901160.html

暴力団事務所の使用差し止め…裁判所が仮処分を決定 静岡・富士宮市
2021-05-17

(静岡朝日テレビ) https://look.satv.co.jp/_ct/17453326

富士宮市 暴力団事務所 使用禁止の仮処分執行(静岡県)
2021年05月24日(月)



(静岡放送) https://www.at-s.com/sbstv/videonews/index.html?id=el9KOCS4Lao

【続報】静岡地裁 富士宮の暴力団事務所使用禁止の仮処分執行(静岡県)
2021年05月24日(月)



(静岡放送) https://www.at-s.com/sbstv/videonews/index.html?id=4HmH60ns8n8

仮処分後も使用の組事務所に間接強制申請へ 静岡県暴追センター 制裁金支払い求める
2021.6.22

(静岡新聞) https://www.at-s.com/news/article/shizuoka/918750.html

仮処分後も使用の組事務所に間接強制申し立て 静岡県暴追センター
2021.6.25

(静岡新聞) https://www.at-s.com/news/article/shizuoka/920148.html

富士宮の組事務所退去か 良知2代目政竜会 静岡県警、動き確認
2021.8.4

(静岡新聞) https://www.at-s.com/news/article/shizuoka/939698.html

山口組2次団体、富士宮撤退 静岡県警など「暴対、大きな成果」
2021年11月10日

(静岡新聞) https://www.at-s.com/news/article/shizuoka/984542.html

暴力団が組事務所の住宅から撤退 県暴追センターが使用差し止め仮処分申請 静岡・富士宮市
2021年11月10日



(テレビ静岡) https://www.sut-tv.com/news/day/13063/

暴力団事務所が完全撤退 違約金1000万円など良知組が住民と合意 静岡・富士宮市
2022-03-22



(静岡朝日テレビ) https://look.satv.co.jp/_ct/17527508



このニュースのまとめ

  • 2021年04月21日までに、静岡県暴力追放運動推進センターは住民に代わって代理訴訟を行う『適格都道府県センター制度』を利用して、静岡県富士宮市北山にある六代目山口組『良知二代目政竜会』の本部事務所の使用差し止めを求める仮処分の申請を、静岡地裁に申し立てた。
  • 2020年09月に静岡県富士宮市議会が暴力団追放に関する決議案を可決していて、市議会や県警が関係機関や住民と連携し、良知二代目政竜会の追放を検討していた。北山地区での住民アンケートでは、約8割が「不安」、約7割は「出て行ってほしい」などと答えていたという。

  • 仮処分が決定されると、この組事務所での定例会など会合の開催、組員の立ち入り、連絡員の駐在、紋章や表札の掲示、などが禁止され、実質的に使用禁止となる。
  • 良知二代目政竜会は、良知組の良知政志組長が2019年03月に亡くなった後、二代目良知組が発足したが、諸事情により組織名を改称したとされる。良知組は静岡県吉田町に本部を置いていたが、2019年12月頃に良知二代目政竜会は東京都足立区に拠点を移転させようとしていた。しかし、移転先の縄張りだった松葉会と抗争に発展し、移転先の事務所が使用禁止に追い込まれたため、2020年08月頃に良知組の上部団体であった後藤組が本部を構えていた静岡県富士宮市に拠点を移したとみられている。この組事務所は後藤組元組員が所有していた土地と建物で、2019年12月頃から組員の出入りが確認されているという。
  • 2021年05月12日付で、静岡地裁は静岡県富士宮市にある良知二代目政竜会の組事務所について、使用を差し止める仮処分を決定した。静岡県暴力追放運動推進センターの代表理事は会見で、「関係機関と連携して仮処分決定を得ることができ、大きな成果。今後も相手側の動きに応じ、最も効果的な方策を推進する」などと述べた。
  • 2021年05月24日、静岡地裁は静岡県富士宮市にある良知二代目政竜会の組事務所を、組事務所としての使用を差し止める仮処分を執行した。執行官は使用差し止めを告げる看板を庭に打ち込み、建物に張り紙を貼ったりした。
  • 2021年06月24日までに、静岡県暴力追放運動推進センターは六代目山口組『良知二代目政竜会』に対し、仮処分の執行に掛かかった費用を負担させる『仮処分執行費用額確定処分』と、仮処分後も組事務所の使用を続けているとして制裁金の支払いを求める『間接強制』を、静岡地裁に申し立てた。
  • 良知二代目政竜会では、静岡県暴追センターによって組事務所の差し止めを求める仮処分が地裁に申し立てられ、地裁は仮処分を決定。05月24日に仮処分が執行されていたが、その後も組員の出入りが確認されていたという。間接強制が認められると、組員が出入りすると1日に100万円の制裁金が課せられる。
  • 2021年07月30日、静岡地裁は静岡県富士宮市にある良知二代目政竜会の組事務所について、『間接強制』を認める決定を下した。
  • 間接強制の決定後、組員の出入りは無くなり、荷物も減っていて、良知二代目政竜会が組事務所から撤退する動きがあるとみられている。
  • 2021年11月10日、良知二代目政竜会が組事務所から撤退したことを、静岡県警が確認した。
  • 2022年03月33日、良知二代目政竜会と近隣住民との間で、和解が成立した。良知二代目政竜会は今後、北山地区で組事務所を構えないことを約束し、違反した場合には約1000万円の違約金を払うという。
  • 和解が成立したことを受け、静岡県暴力追放運動推進センターは仮処分の決定と間接強制を取り下げる方針



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