「露店=暴力団のイメージもたれないように…」“排除”

2022年11月07日までに、暴力団であることを隠して祭りに露店を出店したとして、六代目山口組『藤友会』組員2人、その妻ら2人、露店で働いていた3人の、計7人が詐欺の疑いで逮捕された。静岡県沼津市で開催された『沼津夏まつり・狩野川花火大会』に露店を10店舗出店し、1日に1店舗あたり10~100万円の売り上げがあったという。

2022年11月17日、この事件に関与していた、露天商組合理事長の男が詐欺の疑いで逮捕された。理事長は暴力団が経営する露店だと知りながら、出店申込書などを祭りの実行委員会に提出していたという。

2022年11月28日までに、逮捕されていた六代目山口組『藤友会』組員ら5人が、静岡県三島市で開かれた『三嶋大祭り』でも同様の手口で露店を出店してとして再逮捕され、2023年02月07日には逮捕されていた六代目山口組『藤友会』組員2人が、静岡県富士宮市で開かれた『浅間大社の秋季例大祭』でも同様の手口で露店を出店していたとして再逮捕された。

2023年03月06日、露天商組合理事長に指示を出し、不正に露店を出店させていたとして、新たに静岡県の非指定暴力団『櫻井總家』総長が逮捕され、これまでに一連の露店不正出店事件で計9人が逮捕されている。



スポンサーリンク


暴力団隠し夏祭り出店か 詐欺容疑で暴力団員ら7人逮捕
2022年11月07日 17時15分

(NHK) https://www3.nhk.or.jp/lnews/shizuoka/20221107/3030018206.html

暴力団関与隠し、沼津の花火大会に露店 詐欺容疑で組員ら逮捕
2022年11月07日

(静岡新聞) https://www.at-s.com/news/article/shizuoka/1146941.html

花火大会の露店出店権をだまし取ったか…暴力団組員2人を逮捕 代表者は妻や内縁の妻に 静岡・沼津市
2022年11月07日(月)

(テレビ静岡) https://www.sut-tv.com/news/indiv/18939/

人気花火大会の露店が数十年にわたり暴力団の資金源か 出店権詐取容疑で組事務所を捜索 静岡県警
2022年11月08日(火)

人気花火大会の露店が数十年にわたり暴力団の資金源か

(テレビ静岡) https://www.sut-tv.com/news/indiv/18951/

「露店=暴力団のイメージもたれないように…」“排除”率先役の組合理事長を逮捕 組員関与の店舗“黙認”かー静岡県警
2022年11月17日(木) 15:32

(静岡放送) https://newsdig.tbs.co.jp/articles/sbs/206550?display=1

三嶋大祭りでも露店出店か 狩野川花火で逮捕の暴力団員ら5人再逮捕 10店舗経営で100万円以上の売り上げか=静岡県警
2022年11月28日(月) 13:06

(静岡放送) https://newsdig.tbs.co.jp/articles/sbs/215423?display=1

暴力団が不正に露店を出店していないか、初詣に合わせパトロール=静岡県警
2023年1月6日(金) 08:32



(静岡放送) https://newsdig.tbs.co.jp/articles/sbs/262929?display=1

富士宮でも祭り不正出店か 静岡県警、組員2人再逮捕
2023.2.7

(静岡新聞) https://www.at-s.com/news/article/shizuoka/1190031.html

身分隠し露店の出店権利だまし取った罪問われた暴力団組員と妻 初公判で起訴内容認める=静岡地裁沼津支部
2023年2月14日(火) 20:17



(静岡放送) https://newsdig.tbs.co.jp/articles/sbs/328810?display=1

「みかじめ料」1200万円以上は暴力団に? 身分隠し祭りに出店する権利をだまし取った疑い 暴力団総長の男を逮捕=静岡県警
2023年3月6日(月) 15:07

(静岡放送) https://newsdig.tbs.co.jp/articles/sbs/362986?display=1

露店出す権利不正取得か 詐欺容疑で暴力団総長を逮捕
2023年03月06日 18時54分

(NHK) https://www3.nhk.or.jp/lnews/shizuoka/20230306/3030019474.html

暴力団総長、組合を長年支配 静岡県東部祭りで不正出店疑い 露店ごと場所代徴収
2023年03月07日

(静岡新聞) https://www.at-s.com/news/article/shizuoka/1203907.html

暴力団総長が組合を実質支配か 店ごとに「場所代」1,200万円以上得たか 暴力団の“身分隠し”露店を不正出店
2023年3月8日(水) 19:53

(静岡放送) https://newsdig.tbs.co.jp/articles/sbs/368479?display=1

露店不正 組員ら懲役2年を求刑 地裁沼津支部公判
2023.4.13

(静岡新聞) https://www.at-s.com/news/article/shizuoka/1224043.html

暴力団員の身分隠し夏祭りの露店出店権だまし取る 組員の妻に有罪判決=地裁沼津支部
2023年4月14日(金) 16:18

(静岡放送) https://newsdig.tbs.co.jp/articles/sbs/434857


このニュースのまとめ

  • 2022年11月07日までに、六代目山口組『藤友会』組員の土屋富美夫(66・静岡県裾野市)、妻で清掃員の女(52)、組員の坪井和夫(76・静岡県富士市)、内縁の妻で露天商の女(55)、土木作業員の男(48・静岡県長泉町)、土木作業員の男(24・静岡県沼津市)、無職の男(78・静岡県富士市)の計7人が、詐欺などの疑いで逮捕された。
  • 逮捕容疑は2022年、第75回沼津夏まつり実行委員会に対し、暴力団であることを隠して書類を提出し、静岡県沼津市で開催された『沼津夏まつり・狩野川花火大会』に露店を出店する権利を不正に取得した疑い。
  • 花火大会などに暴力団が関与する露天商が出店することは、静岡県暴力団排除条例などで禁じられていて、実行委員会は出店者側に『暴力団と直接または間接の関係を一切有していない』という誓約書や出店申込書、本人確認書を提出させていた。土屋らは妻などの名義で誓約書や出店の申込書を提出していたが、実質的な経営は土屋らだったという。
  • 沼津夏まつり・狩野川花火大会は2022年07月30~31日の2日間開催され、土屋らは2グループに分かれ、金魚すくい、綿菓子、リンゴあめ、かき氷、焼きそば、ドネルサンドなど、計10店の露店を出店していた。人気の店舗は1日で100万円を超える売り上げがあったとみられている。
  • 土屋らは、この花火大会で数10年にわたって露店を出店し続けていた他、沼津市の他でも複数の祭りで露店を出店していたとみられている。
  • 2022年11月08日、この事件の関係先として、静岡県富士市水戸島元町にある藤友会の本部事務所を、静岡県警が家宅捜索した。警察は、祭りの露店が暴力団の資金源になっていたとみて、余罪なども含め捜査している。
  • 2022年11月17日、露天商組合『県東部イベント商業協同組合』理事長の男(67・静岡県三島市)が、詐欺の疑いで逮捕された。
  • 逮捕容疑はすでに逮捕されている土屋らと共謀し、露店の実質的な経営者が暴力団であることを知りながら隠し、沼津夏まつり実行委員会に誓約書や出店申込書などを提出し、露店の出店権を不正に騙し取った疑い。
  • この組合は、露天商から提出される誓約書や出店申込書の取りまとめを実行委員会から受託しており、理事長はその責任者だった。理事長は土屋ら4人が暴力団関係者であると知りながら黙認し、誓約書や出店申込書を提出していたという。
  • この組合は、2012年に静岡県暴力団排除条例に沿って暴力団排除を宣言しており、「(暴力団と)関わりを一切持たない。法令を順守し健全な露店営業に努める」などと誓っていたが、理事長と土屋ら組員は長年の知人だという。
  • 警察は、露店の収益が藤友会に流れていたとみて、この組合と暴力団の関係や、事件に関与した経緯など、事件の実態解明を進めている。
  • 2022年11月28日までに、六代目山口組『藤友会』組員の土屋富美夫(66・静岡県裾野市)、妻で清掃員の女(52)、組員の坪井和夫(76・静岡県富士市)、内縁の妻で露天商の女(55)、土木作業員の男(48・静岡県長泉町)の計5人が、詐欺などの疑いで再逮捕された。
  • 再逮捕容疑は2022年08月15日から3日間、静岡県三島市で開かれた『三嶋大祭り』で、暴力団であることを隠して祭りを主催した実行委員会に書類を提出し、露店を出店する権利を不正に取得した疑い。
  • 土屋らは土木作業員の男の名義で誓約書や出店の申込書を提出し、名義人を変えることで摘発を逃れようとしていたとみられる。三嶋大祭りではブドウあめ、綿菓子、金魚すくいなど計10店を出店し、3日間で各店舗100万円以上の売り上げがあったとみられている。
  • 2023年02月07日、逮捕されていた六代目山口組『藤友会』組員の土屋富美夫、坪井和夫の計2人が、詐欺の疑いで再逮捕された。
  • 再逮捕容疑は、2022年11月03~05日に静岡県富士宮市で開催された『富士山本宮浅間大社の秋季例大祭』で、暴力団が実質的に経営する露店であることを隠し、県東部イベント商業協同組合を介して主催者の浅間大社露店等運営委員会などに出店申込書や誓約書などの書類を提出し、不正に露店を出店する権利を騙し取った疑い。
  • 富士山本宮浅間大社の秋季例大祭では、土屋は金魚すくいなど2店舗、坪井は焼きそば、焼きトウモロコシなど3店舗の露店を出店していたという。
  • 2023年02月14日、逮捕され詐欺の罪で起訴されていた、六代目山口組『藤友会』組員の土屋富美夫(66)、妻で清掃員の女(52)の、計2人の初公判が静岡地裁沼津支部で開かれ、土屋ら2人は起訴内容を認めた。
  • 冒頭陳述で検察側は『組員は暴力団組員のため出店許可を得られないと認識しており、妻に出店の申込書を提出させた。組員が露店で販売するためのおもちゃなどの仕入れをし、妻が露店の売り子をやっていた。妻は2つの祭りで計65000円の報酬を受け取っていた』などと指摘した。
  • 2023年03月06日までに、新たに静岡県の非指定暴力団『櫻井總家』総長の仁藤晴任(59)が、詐欺の疑いで逮捕された。
  • 逮捕容疑は、2022年07月に沼津市で開催された『狩野川花火大会』と、08月に三島市で開催された『三嶋大祭り』で、暴力団であることを隠して露店を出す権利を不正に取得した疑い。
  • 仁藤は、露天商組合『県東部イベント商業協同組合』の実権を握っているとみられ、組合理事長に指示を出し、暴力団ではない人物の名義で祭りの主催者に書類を提出させていたという。仁藤らは各露店から3~5万円をみかじめ料として徴収していて、2つの祭りで計1200万円を受け取っていたとみられている。
  • 2023年03月08日、この事件の関係先として、静岡県富士市水戸島元町にある藤友会の本部事務所を、静岡県警が再び家宅捜索した。
  • 2023年03月03日までに、静岡地検沼津支部は逮捕されていた六代目山口組『藤友会』組員の坪井和夫(76)、内縁の妻で露天商の女(55)、土木作業員の男(48)、土木作業員の男(24)、無職の男(78)の計5人を、不起訴処分とした。
  • 2023年04月12日、逮捕され詐欺の罪で起訴されていた、六代目山口組『藤友会』組員の坪井和夫(77)、内縁の妻で露天商の女(55)の、計2人の論告求刑公判が静岡地裁沼津支部で開かれ、検察側は2人にそれぞれ懲役2年を求刑した。
  • 論告で検察側は、『女が露店営業を取り仕切り、売り上げを男が管理していた。暴力団の上納金を確保する目的もあった。出店した露店で高額な利益を得ていた』などと指摘した。
  • 2023年04月14日、六代目山口組『藤友会』組員の土屋富美夫の妻の女(52)の判決公判が静岡地裁沼津支部で開かれ、裁判長は懲役1年・執行猶予3年(求刑懲役1年)の判決を言い渡した。
  • 裁判長は『暴力団の排除を基本理念とする県条例や市条例を骨抜きにする行為で、被告人は必要不可欠な役割を果たし、刑事責任は軽くないが、あくまで従属的な立場で事実関係を認め反省の情を示している』などと述べた。


テキヤの掟 祭りを担った文化、組織、慣習 (角川新書)


 ⇒ 関連記事 













スポンサーリンク