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2023年05月17日、暴力団関係者であることを理由に、高速道路のETCパーソナルカードを使わせないのは違法だとして、六代目山口組系幹部が高速道路6社と国を提訴した。

2022年09月にETCパソカを発行した組長ら9人が逮捕される出来事があり、その後に高速6社は規約を改定し、暴力団関係者への発行を禁止していた。

2023年02月には、親族名義などのETCカードを使い、不正に通常料金との差額を割り引いたとして、六代目山口組の直系組長3人を含む11人が逮捕。05月にも同様の容疑で別の六代目山口組の直系組長1人を含む3人が逮捕されていた。

暴力団員は、ETCカードやETCパーソナルカードを発行したり使用すれば逮捕される危険があり、高速道路の利用料金は現金で支払うしかない状況となっている。


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暴力団幹部「ETCパソカ使わせないのは違法」 高速6社と国を提訴
2023年5月18日 15時03分

(朝日新聞) https://www.asahi.com/articles/ASR5K4RP2R5KULFA00Y.html


このニュースのまとめ

  • 2023年05月17日、六代目山口組系幹部(50代・愛知県)は、暴力団関係者であることを理由に高速道路のETCパーソナルカード(パソカ)を使用させないのは違法だとして、高速道路6社と国を相手に、会員資格の取り消しの無効と損害賠償を求め、名古屋地裁に提訴した。
  • ETCカードは、主にクレジットカード会社が発行しているカードで、高速道路の料金所で停止することなく、カード決済で通行料金を精算できるサービス。様々な割引サービスも付いている。暴力団員はカード会社の暴力団排除条項などの規約で、クレジットカードと紐付いているETCカードを発行することが禁じられている。
  • ETCパーソナルカードは、高速道路6社が発行しているETCカードで、クレジットカードを持っていない人でも、デポジット(保証金)を預託すると発行を受けることが出来る。通行料金は指定した金融機関の口座から引き落とされる。通常のETCカードと同様に割引も適用される。
  • ETCパーソナルカードは暴力団排除や反社条項を掲げておらず、規約には『暴力団員は発行できない』とは明記されていないが、『暴力団および同関係者であることが判明した時は、通知することなく同カードの利用を停止することがある』という内容があるという。暴力団員は持つことの出来ない通常のETCカードに代わって、ETCパソカを発行して高速道路を利用していたとみられている。
  • 2022年09月、暴力団であることを隠してETCパソカを発行したとして、六代目山口組系組長ら9人が詐欺容疑で逮捕される事件が発生。ETCパソカの規約で『暴力団が発行できない』とは書かれていなかったこともあって、その後に組長ら9人は不起訴処分となった。2023年03月に高速道路6社はETCパソカの規約を変更し、暴力団関係者の利用申し込みの拒絶と、申込時に暴力団関係者でないことの確認を始めた。
  • 訴状などによると、幹部は2023年02月24日にETCパソカカードの利用を停止され、会員資格を剥奪された。パソカの利用停止によって『高速利用が相当程度妨げられ、今後不可能になる見通しだ。公共性の高いインフラから暴力団関係者を排除するのは不合理な差別で、公序良俗に反する。6社の規約改正などを容認した責任が国にもある』などと主張し、精神的苦痛などの損害賠償として国と6社に143万円を払うよう求めている。




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