【逮捕】旧五菱会事件のヤミ金グループ元メンバーら4人  ヤミ金で利息得た疑いなどで

2024年05月21日、無登録でカネを貸し付けて法律の上限を超える利息を受け取るなど、ヤミ金を営んだとして元五代目山口組『五菱会(現・六代目清水一家)』関係者の男ら4人が貸金業法違反などの疑いで逮捕された。

2003年に五代目山口組『五菱会』のヤミ金グループが、大規模なヤミ金事件『五菱会事件』を起こして摘発されていて、男は当時このグループの従業員だったという。

2024年06月11日、逮捕されていた元音楽家の女が、貸金業法違反などの疑いで再逮捕された。女は音楽事業の失敗で多重債務者となり、旧五菱会系のヤミ金グループで運び屋などをしていたが、自らものれん分けの形でヤミ金を経営していたという。


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<独自>旧「五菱会」関係者か 3~17倍の超高金利でヤミ金営業 警視庁が4人逮捕
2024/5/22 04:40

(産経新聞) https://www.sankei.com/article/20240522-HO6WFCJSCBKXTOHVLCTOOC6QJI/

【速報】「ヤミ金の味、忘れられず…」旧五菱会事件のヤミ金グループ元メンバーら4人 ヤミ金で利息得た疑いなどで逮捕
2024年5月22日 4:30

(日本テレビ) https://news.ntv.co.jp/category/society/a12cddfe6cc64ab09a30e9ccb29d9879

ヤミ金で約6億円の利息を得たか 山口組系暴力団「旧五菱会系」元メンバーら4人を逮捕 「旧五菱会で味わった貸金業が忘れられなかった」
2024年5月22日(水) 12:02

(TBS) https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/1183860?display=1

「事業の味が忘れられなかった」ヤミ金で違法金利 男女4人逮捕
2024/05/22 12:22

(テレビ朝日) https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000350548.html


スイスに50億円余、ラスベガスで超VIP待遇 「五菱会系ヤミ金」元メンバー逮捕で振り返る「帝王と呼ばれた男」
2024年05月28日

(週刊新潮) https://www.dailyshincho.jp/article/2024/05280551/?all=1

〈6億円を荒稼ぎ〉「まだ生き残っていたのか…」五菱会残党らを逮捕、背後にうごめく情報屋「センター」とは?「官報情報は1人につき30円、サラ金顧客は1000円」元ヤミ金業者が明かした名簿の報酬額
2024.06.06

(集英社) https://shueisha.online/articles/-/250755

旧五菱会ヤミ金融事件のノウハウ使い、ヤミ金経営の女を再逮捕 豪華衣装のソロリサイタルも開催…警視庁
2024年6月12日 4:30



(日本テレビ) https://news.ntv.co.jp/category/society/22f32fb440174357b65024d5f3a283bf


このニュースのまとめ

  • 2024年05月21日、元五代目山口組『五菱会(現・六代目清水一家)』関係者で無職の針谷恭輔(44・東京都大田区)、無職の金杉直樹(45・横浜市鶴見区)、元声楽家の伊藤輝代子(51・神奈川県横浜市)など、男女計4人が貸金業法違反(無登録営業)、出資法違反、盗品等運搬などの疑いで逮捕された。
  • 逮捕容疑は2023年10月~2024年02月、無登録で男性(大阪府)など計9人に約180万円を貸し付け、法定利息の約3~17倍となる約68万円の利息を受け取り、違法に利益を得た疑い。
  • 針谷らは、正規の業者を装ってホームページ上で集客を行って多重債務者らを勧誘し、電話で顧客とやり取りして口座に入金して金を貸し付け、返済時には客に第三者名義の口座に返済金を入金させ、別の引き出し用の口座に移し替えた上で、出し子が口座から引き出して駅などのコインロッカーに入れ、運び屋がさらに都内各地の別のロッカーに移し、最終的に針谷が自ら出向いて回収するなど、マネーロンダリングして摘発されないよう対策していたという。
  • 出し子の男と運び屋の女も債務者で、旧五菱会系の別のヤミ金グループで債務を抱えており、返済のために協力していたとみられ、2人とも逮捕された。針谷らは債務者らを取り込み、摘発されるリスクの高い出し子や運び屋を担わせていたとみられている。口座や債務者は「道具屋」と呼ばれる名簿販売業者を通じて調達していたともみられ、資金の移動や出金額の指示には秘匿性の高いメッセージアプリ「セッション」を使用していたという。
  • 警察は、針谷らのヤミ金グループが2018年01月~2024年02月の間に延べ約1万5000人に約5億円を貸し付け、利息として約6億円を得たとみており、最大で3292%という超高金利だったという。
  • 針谷は、2003年に摘発された五代目山口組『五菱会』のヤミ金グループの従業員だったとみられている。五菱会は五代目山口組の渡辺芳則組長が名付けた組織で、五菱会の実質的ナンバー2だった梶山進を中心とした大規模なヤミ金グループが、多重債務者名簿などを基に超高金利でカネを貸し付けたというもので、この事件は五菱会事件と呼ばれた。
  • 五菱会のヤミ金グループは、名簿など顧客情報を収集・管理し複数の店舗を統括する「センター」、カネを貸し付ける「店舗」、カネを取り立てる「従業員」などで組織を構成。大規模なヤミ金グループを展開し、被害者は全国で数万人に上るとされた。また、スイスの銀行など国内外の金融機関に、利息などで得た約100億円の犯罪収益を隠し、マネーロンダリングを行って山口組の資金源とするなどしていた。
  • 当時、ヤミ金が社会問題となり、多重債務による自殺者の増加などもあって、貸金業法は2回改正されてヤミ金への規制や罰則が強化された。五菱会のヤミ金グループは出資法違反などで2003年に摘発され、闇金の帝王と呼ばれていた梶山進や五菱会の高木康男会長が逮捕された。五菱会は前身組織名の美尾組に改称した後、高木会長の出所後の2007年に六代目清水一家を襲名した。
  • 針谷は、五菱会のヤミ金グループの店舗で集客や貸し付けを担当していて、五菱会の摘発後に一度はヤミ金から離れたが、2018年に「サカイ」と名乗りヤミ金を開始。顧客名簿を管理する拠点を置いて「センター」と呼ぶなど、当時と似た組織を作って活動していたという。
  • 警察の取り調べに対し、針谷は「旧五菱会で味わった金貸しが忘れられず、当時の羽振りのいい生活に戻りたかった」、出し子の男は「返済の代わりに仕事を始めた」と供述しているという。
  • 警察は、針谷らが五菱会のヤミ金グループのノウハウやネットワークを活用してヤミ金を営業し、他にも系列のヤミ金融業者が複数活動しているとみて、組織の全容解明を進めている。
  • 2024年06月11日、逮捕されていた元声楽家の伊藤輝代子が、貸金業法違反(無登録営業)と出資法違反(超高金利)の疑いで再逮捕された。
  • 再逮捕容疑は2021年08月~2022年10月頃、貸金業の登録をせずに男性(40代・北海道)ら2人に計約50万円を貸し付け、法定金利の13~98倍となる超過利息計約88万円を他人名義の口座に入金させ、違法に利益を得た疑い。
  • 伊藤は2018年11月~2024年02月まで自らもヤミ金を営み、最大で年利1万804%の超高金利で約750人に総額約2000万円を貸し受け、利息分として契約1800万円の利益を得ていたとみられている。
  • 伊藤は音楽大学を卒業した後、オペラ公演などを開催したり、音楽教室を主宰するなどしていたが、事業の失敗などで多額の負債を抱えていたとみられている。約10年前から旧五菱会系のヤミ金に手を出して多重債務者となり、利息の肩代わりにヤミ金の運び屋や、犯行に使う携帯電話などを調達する道具屋をさせられるようになったとみられている。
  • 警察が2024年02月に伊藤の自宅を家宅捜索したところ、針谷のヤミ金グループとは別とみられる携帯電話約100台、他人名義のクレジットカード数100枚などが押収された。伊藤は旧五菱会系のセンターから顧客名簿、他人名義の携帯電話や口座を入手し、2018年11月頃から自身でもヤミ金の営業をしていたという。
  • 伊藤は、旧五菱会のヤミ金グループが多重債務者の情報を管理するために開発した、ヤミ金業者向けのアプリ『カスーモ』を使っていたとみられ、貸付先が他のヤミ金から借り入れをしていないかを確認して与信審査をしていたとされる。




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