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2022年04月までに、六代目山口組幹部を務める五代目山健組の中田浩司組長が、五代目山健組に関係する施設の所有権の移転手続きを求め、神戸山口組の井上邦雄組長らを相手に訴訟を起こした。

中田組長は先代の山健組組長だった井上組長と対立し、神戸山口組を離脱して六代目山口組に移籍していて、井上組長らが所有する山健組の関係施設3つの所有権が自身にあると主張している。

2024年09月11日、神戸地裁で行われた判決公判で、裁判長は中田組長の請求をそれぞれ棄却した。


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「山健組」に迫る本部明け渡しのXデー 5代目山健組・中田組長vs神戸山口組・井上組長の「師弟場外戦」も
2022年03月17日

(週刊新潮) https://www.dailyshincho.jp/article/2022/03170600/?all=1

六代目山口組vs.神戸山口組 分裂抗争最終局面「緊迫の内幕」
2022年05月10日

(FRIDAY) https://friday.kodansha.co.jp/article/240738?page=1

姐さんと訴訟寸前まで… 組長亡き後、事務所相続めぐり仁義なき争い
2022年8月21日 10時00分

(朝日新聞) https://digital.asahi.com/articles/ASQ8M2RW6Q89PTIL013.html

神戸山口組組長宅の所有権、移転登記求めた訴訟 「客観的な証拠ない」山健組組長の訴え退ける 神戸地裁
2024/9/12 13:12

(神戸新聞) https://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/202409/0018110712.shtml

【「山健組」場外乱闘】超異例の裁判に判決!暴力団事務所は「組長のモノ」か、それとも「組員たちのモノ」なのか
2024年9月19日 05:59

(アサヒ芸能) https://www.asagei.com/excerpt/320980

抗争の舞台はついに法廷へ!? ヤクザの訴訟事案が相次ぐ背景
2024年09月25日

(週刊プレイボーイ) https://wpb.shueisha.co.jp/news/society/2024/09/25/124613/


このニュースのまとめ

  • 2022年04月までに、六代目山口組幹部を務める五代目山健組の中田浩司組長は、神戸山口組の井上邦雄組長らを相手に、兵庫県神戸市中央区花隈町にある山健会館、兵庫県神戸市北区鈴蘭台東町にある井上邦雄組長の自宅、兵庫県加古郡稲美町中村にある井上邦雄組長の別宅の、計3つの不動産の所有権移転登記手続きを求める裁判を神戸地裁に起こした。
  • 2015年08月、六代目山口組若頭補佐だった四代目山健組の井上邦雄組長を中心に、複数の組織が六代目山口組を離脱して神戸山口組を結成。井上組長は四代目山健組組長のまま神戸山口組組長を兼任した。2018年05月に四代目山健組は代替わりし、中田浩司若頭が五代目山健組組長を継承。井上組長は神戸山口組組長に専念した。
  • 井上組長の跡を継いだ中田組長は、組織の運営方針や上納金などをめぐって井上組長と対立。中田組長は2019年08月に発生した六代目山口組『三代目弘道会』神戸事務所前銃撃事件の実行犯として逮捕されて勾留中だったが、拘置所から神戸山口組からの離脱の意思を表明し、2020年07月に神戸山口組を離脱した。その際、山健組の複数の幹部が神戸山口組に残留したため、五代目山健組は分裂した。
  • 神戸山口組から離脱した五代目山健組は一本独鈷の組織となっていたが、2021年09月に六代目山口組へ加入し、勾留中の中田組長は六代目山口組幹部として迎え入れられた。これらの経緯により山健組に関係する施設は、先代の山健組組長であった井上組長と、井上組長を袂を分かって六代目山口組へ移籍した当代の山健組組長の中田組長との間で、どちらが所有しているかという問題が起きているとみられている。提訴した3つ以外の山健組本部を含めた他の関連施設は中田組長が所有しているとみられる。
  • 兵庫県神戸市中央区花隈町にある山健会館は、鉄筋コンクリート造で地下1階を含む6階建てで、五代目山健組本部事務所のすぐ近くにあり、組員などが会合等で使用していた。井上組長の親族が役員を務めていた不動産会社が所有しているとみられる。2020年01月に複数の府県で六代目山口組と神戸山口組が特定抗争指定暴力団に指定され、神戸市を含む複数の市町が警戒区域に設定されたため使用禁止となり、2022年06月までに暴力団追放兵庫県民センターが近隣住民の委託を受けて使用の差し止めを求めた仮処分申請が認められていて、組事務所として使うことは2重に禁じられている。仮処分の裁判では、井上組長と中田組長の双方に対し仮処分が決定されている。2022年04月には、固定資産税を滞納していたとして神戸市が土地と建物を差し押さえた。
  • 兵庫県神戸市北区鈴蘭台東町にある井上邦雄組長の自宅は、井上組長が今も住んでいるとみられている。2022年06月に六代目山口組『三代目弘道会』系組員が門に向けて17発も拳銃を発射する事件が発生し、2023年06月には六代目山口組『二代目竹中組』系幹部が玄関にガソリンのような液体を撒いて火を付けようとする事件が起こっている。
  • 兵庫県加古郡稲美町中村にある井上邦雄組長の別宅は、2023年07月に神戸山口組の新たな本部として認定されている。2017年06月に六代目山口組『四代目倉本組』系幹部が建物に向けて拳銃を数発発砲する事件が起こっていて、2023年07月に兵庫県警が暴力団対策法に基づいて使用を禁止する仮命令を発令し、08月には兵庫県稲美町が特定抗争指定暴力団の警戒区域に追加されたため使用が二重に禁じられ、2024年05月には暴力団追放兵庫県民センターが近隣住民の委託を受けて使用の差し止めを求める仮処分を神戸地裁に申し立てていて、組事務所として使うことは出来なくなっている。
  • これらの不動産について、訴状には「構成員各自が財産を拠出して取得し、自らと切り離した財産として山健組に帰属させたもので、構成員全員によって『総有』される。山健組の団体的性格の強さからして、構成員の不動産に対する『持分』を観念する余地はなく、個人が所有するものではない」などと書かれてあり、添付された意見書には「本部も含めた関連施設は山健組の資産であり、代表者である組長が登記上の所有者になるべき」となどと書かれてあり、五代目山健組の直参全員が署名・捺印してあるという。
  • これまでの公判の中で、中田組長側は『山健組の構成員全員が財産を拠出し不動産を取得しており、構成員の総有財産』などと主張。井上組長側は『山健組内の財産管理の実体は不明で、購入に関わった構成員も特定できない』などとしていた。
  • 2024年09月11日、神戸地裁で判決公判が開かれ、裁判長は北区の自宅について『構成員が不動産の代金を支出したことを裏付ける客観的な証拠はない』などとして中田組長側の主張を否定し、『(山健組と対立関係にある井上組長が現在も居住していることで)井上被告の個人資産であることがうかがわれる』として訴えを退けた。他の2件は同日に別の裁判で行われ、こちらも裁判長が請求を棄却した。
  • その後、二審の大阪高裁でも一審と同様の判決で、井上組長が勝訴したとみられていて、中田組長側は判決を不服として最高裁に上告しているという


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