住吉会 本部

2025年06月12日、住吉会の本部事務所が東京都新宿区新宿から東京都港区芝浦に移転し、東京都公安委員会が主たる事務所の変更をした。

住吉会はこれまで、1999年頃まで新橋、1999年頃から2021年頃まで赤坂、2021年頃から新宿と本部を移転していて、新宿の本部は2024年06月に地裁が仮処分を決定し、使用禁止となっていた。


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国内2番目の暴力団本部事務所が移転か 識者「匿流化の可能性も」
2025年4月5日 6時00分

(朝日新聞) https://digital.asahi.com/articles/AST4431F4T44UTIL00XM.html

住吉会の本部事務所が東京都港区に移転 新宿区のマンション売却で
2025年6月12日 18時20分

(朝日新聞) https://digital.asahi.com/articles/AST6D2VSJT6DUTIL01SM.html


このニュースのまとめ

  • 2025年06月12日、東京都公安委員会は住吉会の主たる事務所の所在地について、東京都新宿区新宿7から東京都港区芝浦1に変更し、暴力団対策法に基づいて官報で公示した。
  • 住吉会は、1990年代頃には東京都港区新橋5にあるビルに本部があったとみられている。1997年に住吉会の関連会社が東京都港区赤坂6にあるビルの地下1階~地上2階などを取得し、新たに本部事務所として使用。1999年に東京都公安委員会がこの赤坂のビルの複数フロアを住吉会の新たな本部事務所だと認定した。
  • 赤坂のビルは1966年に完工されていて、老朽化が進んでいたことから、2021年12月に住吉会の関連会社は不動産会社に約8億円で区分所有権を売却して撤退。ビルは2023年06月から解体された。
  • 住吉会は赤坂から撤退する前から、住吉会の関連会社が保有する東京都新宿区新宿7にあるマンションの一室を事務局として使用していて、2023年11月に東京都公安委員会がこの新宿のマンションの一室を住吉会の新たな本部事務所だと認定した。
  • しかし、2024年03月に暴力団追放運動推進都民センターが新宿の住吉会本部の使用の差し止めを求める仮処分を東京地裁に申し立て、06月に地裁が仮処分を決定。新宿の本部は使用禁止となり、住吉会側は新宿の本部を売却した。
  • その後、住吉会は東京都港区芝浦1にある住宅兼事務所として使われていたビルに本部機能を移転したとみられている。新たな芝浦の本部は、住吉会の関係企業が所有しているという。



東京都港区芝浦にある住吉会の新本部事務所


東京都新宿区新宿にあった住吉会の旧本部事務所


東京都港区赤坂にあった住吉会の旧本部事務所




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