15年前の発砲事件で暴力団トップら時効直前に逮捕…指定暴力団「太州会」会長の日高博容疑者(76)ら8人

2025年02月19日までに、福岡県田川市の独立組織である太州会の日高博会長ら8人が、建設会社を銃撃したとして、銃刀法違反などの疑いで逮捕された。この事件は2010年に発生していて、約1箇月後に時効が迫っていた。

2025年03月31日までに、逮捕されていた太州会の日高博会長ら6人が不起訴処となり、傘下組長ら2人が起訴された。


スポンサーリンク


指定暴力団・太州会トップらを容疑で逮捕 時効直前の発砲事件 福岡
2025年2月19日 10時35分

(朝日新聞) https://www.asahi.com/articles/AST2M0D9FT2MTIPE007M.html

指定暴力団・太州会会長ら8人を逮捕 建設会社”銃撃”で
2025/02/19 12:21



(九州朝日放送) https://kbc.co.jp/news/article.php?id=14676610&ymd=2025-02-19

時効15年直前 建設会社発砲事件で指定暴力団・太州会会長ら8人を逮捕 組織的犯罪処罰法違反容疑など 福岡・嘉麻市
2025年02月19日



(テレビ西日本) https://news.tnc.co.jp/news/articles/NID2025021924425

時効直前 指定暴力団「太州会」会長の男(76)ら8人を逮捕 建設会社の事務所に銃弾3発が打ち込まれた事件
2025年2月19日(水) 16:20

(RKB毎日放送) https://newsdig.tbs.co.jp/articles/rkb/1739515?display=1

建設会社発砲事件 太州会傘下組長ら起訴 会長ら不起訴に
2025年03月31日 21時27分

(NHK) https://www3.nhk.or.jp/fukuoka-news/20250331/5010027593.html


このニュースのまとめ

  • 2025年02月19日までに、福岡県田川市に本部を置く太州会の日高博会長(76・福岡県苅田町)、幹部で勝木組組長の勝木浩一(60・福岡県福智町)、幹部で小松組組長の小松浩二(57・福岡県福智町)、勝木組組員の藤本こと勝木紀彦(50・福岡県福智町)など、計8人が銃刀法違反(組織的拳銃発射)、組織犯罪処罰法違反(組織的建造物損壊)、器物損壊の疑いで逮捕された。
  • 逮捕容疑は2010年03月25日00時50分頃、福岡県嘉麻市にある建設会社の駐車場で、事務所に向かって拳銃を3発発射し、玄関ドアのガラス2枚やキャビネットなど(被害額約52万円)を損壊した疑い。
  • 出勤した従業員が玄関のガラスが割れているのを発見し、警察に通報。事務所内に人はおらず、ケガ人はいなかった。現場からは弾痕3つと薬莢3個が見つかっていて、現場の防犯カメラには車で来た男が銃撃して逃走する様子が映っていたが、付近の路上には街頭や防犯カメラが少なく、捜査が難航していたという。
  • 警察は関係者らへの事情聴取を進め、実行役や拳銃の準備役などを把握。日高会長の指示で役割分担をして会社を銃撃した疑いが強まり、逮捕に至った。この事件の公訴時効(15年)は03月25日00時で、約1箇月前の摘発となった。
  • 警察は、大州会は事件当時、筑豊地区で建設業者に不当な要求やみかじめ料を徴収する動きを確認していて、会社が落札した工事に絡んだトラブルなどの可能性があるとみて、詳しく調べを進めている。
  • 太州会は、炭鉱労働者であった太田州春初代が1954年に愚連隊『太田グループ』を結成したことが始まり。炭鉱で栄えた福岡県の筑豊地区を縄張りとし、川筋ヤクザの保守本流とされる。日高博会長は四代目で、2001年から会長を務めている。現在の構成員は約70人で準構成員は約30人。
  • 2025年03月24日、福岡地検は逮捕されていた太州会の日高博会長(76)、勝木浩一(60)など計6人を不起訴処分とし、03月31日までに傘下組長の小松浩二(57)など、計2人を銃刀法違反や建造物損壊などの罪で起訴した。


スポンサーリンク